2020/10/02

2020年10月2日(金)昨日1日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

 2020年10月2日(金)昨日1日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)


2日の米雇用統計を前に、ペロシ・ムニューシン両氏の話し合いが続き追加の経済対策期待の中、米株は強く、米債利回り軟化、原油価格は下落。為替相場は米個人所得が弱く、製造業PMIも弱く、ISM製造業も弱く総じてUSD売りの流れが続く。


米価は上昇からスタートしダウはシューマー氏から景気対策で「ペロシ・トランプ政権で合意できず」との報道に失速するも「ペロシ・ムニューシン両氏の話し合い継続」に+0.13%と何とかプラス圏を維持。Nasdaqは+1.42%と続伸しS&Pは+0.54%と小幅高。米再利回りは一時0.72%まで上昇するも続かず0.677%(-0.007)で推移。


原油価格は40ドルを割り込み一時37.61ドルまで下落し38.65(-3.9%)で推移、金・銀価格は上昇するもエネルギー価格や銅価格の下げに、ブルームバーグ・コモディティインデックスはボトムの69.80から回復するも70.25と(−0.85%)と下げている。


USDJPYは、米国市場の序盤の105.73を高値に失速し、一日を通じて105.40~73と、ほぼ前日のレンジを世襲。また、過去5日間では大枠105.20~80のレンジを抜け出せず、105.50台で推移。前日比では小幅ながらJPY安で、クロスでもGBPJPYを除きJPYは弱い。


EURUSDは、米国市場では1.2722~56の狭いレンジが続き、一日を通じても1.1717~70のレンジでようやく1.17台を回復し定着しており、株価との連動性は薄らいでいるが、ECBの追加緩和期待を残しながら底堅くなっている。


GBPUSDは、英の国内市場法案をめぐるEUとの対立と和解との相反する報道に強弱混在し翻弄。ただし、本音として双方は最悪の事態を回避したいとの意向だけは強く感じる。一日を通じて大枠1.2820~1.2980のワイドレンジで、米国市場だけを見ると楽観的見通しも弱まり1.2860台まで下落し主要国通貨でドル売りの流れの中で、GBPUSDだけが値を下げ1.2890近くで推移。


EURJPYは、テクニカルで上昇傾向は変わらず。一日を通じて123.55~20と、前日の大枠123.50~25のレンジを抜け出せず。123.20をボトムに前日の高値124.25を抜けられるか?


AUDJPYは、豪中銀の緩和リスクを織り込み、短期・中期では上昇へと変化し、90日MAを上抜けしてからは上昇傾向変わらず。ボトムの73.97からは月末月初を挟みながらも4連騰中。


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