2017/08/10

2017年8月10日(木曜)アジア・欧州市場の動き

2017年8月10日(木曜)アジア・欧州市場の動き

日経平均株価は小幅下落、米債先物は軟調に推移。為替相場はリスク回避のスイスフランの更なる上昇は見られず、リスク回避を意識する中でドル買いへと動き、NZ中銀の通貨安思考にNZDドルの下げが目立っています。

USDJPYは110円をまたしても割り込み上値は重く下値トライが続きそうな値動きとなり、EURUSDは1.18台を回復できず、GBPUSDは1.30台を維持できず、AUDUSDは0.80どころか0.79台を維持することもできず、共に弱い動きとなっています。昨日リスク回避の流れに急上昇したスイスフランはさすがに買い疲れたのか利食いの売りが先行へ。

早朝のNZ中銀の金融政策発表後の、ウィーラー中銀総裁の声明では、「インフレが徐々に加速すると引き続き見込んでいる」よりも、「均衡の取れた成長を実現するためには、NZドル相場の下落が必要」と、強弱混在する内容に動きは特に見られなかったのですが、中東・早出の欧州勢の参入と共にNZドル売りが加速し一弱の動きへ。

今日の海外市場は、明日の東京市場の休場と米CPIの発表を前にして動きにくい状況の中ではありますが、米新規失業保険申請件数とダドリーNY連銀総裁の記者会見が注目されます。

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財務省=国の借金は過去最大更新し、6月末で1078兆円(3月から7.407兆円拡大)。