2017/08/30

2017年8月30日(水曜)昨日29日、海外市場の動き

2017年8月30日(水曜)昨日29日、海外市場の動き

ドル売りからドル買いへと流れは急変。

北朝鮮ミサイル発射受けたリスク回避の流れも弱まり、米住宅価格+消費者信頼感も強く米株は小幅上昇、債券利回りも小幅な低下にとどまる。ドル売りが加速していた為替相場は、逆にドルの買い戻しが強まり前日終値近くで推移。

米株は下落のスタートから値を戻し、ダウは一時-134ドルから+56.97(+0.26%)へ値を戻し終了、S&P500+2.06(+0.08%)、Nasdaq+18.87(+0.30%)。米債利回りは一時2.08%台へ低下するも、前日の2.157→2.1275%まで値を戻し、2年債も1.325→1.318%へ小幅低下。

原油価格(WTI)はハリケーン「ハービー」で、米国内精製能力の16%強の施設が閉鎖、45.76まで下落するも終盤にかけては下げ幅を縮め46.36で終了(-0.21-0.45%)。

為替相場は、DXYは一時91.62まで低下するも、終盤にかけては久しぶりに前日比で上昇し92.381(+0.174+0.19%)。目立ったのは、USDJPYが安値108.27→高値109.90へと円安に急変、EURUSDが高値1.2070台→安値1.1947までの急落。

USDJPYは、オセアニア市場で北朝鮮ミサイル発射受けたリスク回避に円はクロスを含め全面高で、108.20~30台まで急落し何度も下値を試すも失敗。米S&P/ケースシラー住宅価格とCB消費者信頼感指数も強く、リスク回避の米株売り+債券利回り低下が弱まり、EURUSDの下げ幅が強まるとドルの買い戻しが加速。前日終値の109.20台を上回ると、円ロングの巻き戻しが加速し109.90まで上昇し、110円の大台手前でようやく下げ止まる。

EURUSDは、アジア市場での動きは鈍かったものの、欧州市場に入ると1.2000のオプション絡みの買いや、投機筋のEUR買いを強め、1.2070台まで上昇。欧米市場では強い米S&P/ケースシラー住宅価格とCB消費者信頼感指数を受けても、何とか1.20の大台を維持していたが、ロンドン終値近くで米株の買い戻しが強まる。米債利回りが回復し始めると、前日終値の1.1970台を割り込みストップの売りに一時1.1947まで下落して、1.19070台で終了した。

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北朝鮮ミサイル発射受け米12月利上げ観測は後退、CMEのFedWatch=前日37.8→30.9%へ低下。

トランプ大統領=すべての選択肢はテーブルに。挑発的な行為は、地域そして世界での北朝鮮の孤立を深めるだけ。

メルケル独首相=ユーロ相場が貿易条件に影響するのは単純な事実。

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