2017/08/11

2017年8月11日(金曜)昨日10日、海外市場の動き

2017年8月11日(金曜)昨日10日、海外市場の動き

金融市場は急変! 米PPIとコアPPIの伸びは予想外に低迷し、北朝鮮リスクがさらに拡大。リスクオフの流れに、安全資産は上昇し+リスク資産は下落、

米PPIとコアPPIの伸びは予想外に低迷。北朝鮮はグアム沖への威嚇攻撃の詳細を発表し、米朝間の牽制球の投げ合いはさらにエスカレート。北朝鮮リスクが拡大し、欧米の株は売られ、債券は買われ利回りは低下。

そして、為替市場は弱い米PPIの影響にドル売り圧力がみられたが、前日急伸したリスク回避通貨のスイスフランの上昇は見られず。逆に北朝鮮の当事国となりうる円は世界的な株安と金利低下に背中を押され上昇。

USDJPYはアジア市場の高値110.18→109.10台へと1円近く下落(-0.77%)、円クロスではNZDJPYは-1.64%と最も下落率は高く81.00→79.30円台へ。CADJPY(-1.16%)、GBPJPY(-0.69%)、EURJPY(-0.67%)と円高が目立っている。

ユーロもEURUSDが1.17台を維持し予想外に底堅く推移し、終盤にかけては1.1780台へ上昇し前日比では+0.13%上昇している。NZ中銀の声明後から低迷を続けるNZドルの下げ幅は大きく、アジア市場0.7367→0.7250台へ下落、前日比では-0.81%下落へ。

原油価格と資源価格の下落に、カナダドルや豪ドルも弱く、USDCADは1.2673まで下落後→1.2745まで上昇(+0.37%)、AUDUSDはアジア市場の高値0.7911→0.7867まで下落後は、0.7870~00の狭いレンジで推移し、終盤にかけて原油価格の続落に安値圏まで値を下げる(-0.19%)

欧米市場では株価は大きく値を下げ、英FTSE100 -1.44%、独DAX-1.15%、EURUSTOX50-1.01%、そして、DAX-204.69(-0.93%)、S&P500-35.81(-1.45%)、Nasdaq-135.46(-2.13%)、MSCIEM-12.71(-1.19%)と下げ幅は大きい。

債券利回りの低下も大幅で前日比では、米10年債2.248→2.198%、2年債1.339→1.325%、ドイツ0.428→0.415%、英国1.109→1.082%、

原油価格(WTI)は48.52(-1.04-2.10%)と大幅下落、CRB指数は178.9143(-2.642-1.46%)と7月26日来の水準へ下落、VIX指数は16.04に大幅上昇、昨年11月8日の18.74に次ぐ水準へ跳ね上がる。


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ダドリーNY連銀総裁=前年比のインフレ率は今後数か月低迷した後は、急速に回復する。ドル安は輸入物価に影響する。

トランプ大統領=北朝鮮が行っていることは全て受け入れられない。何かすれば、北朝鮮が想像し得なかったことが起こるだろう。

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