2017/08/21

2017年8月21日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年8月21日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

週明け月曜日の欧州市場は、夏休みの継続ムードが抜けきれない中で、本日からスタートする米韓軍事演習に北朝鮮リスクは強まる半面、24日から始まるジャクソンホールでの経済シンポジウムを見るまでは債券市場の動きを確定できにくい。

独英債券利回りは低下、米10年債、2年債ともに小幅低下、欧州株は弱くEURO STOXX50は-0.62%、米株は下落へと動き、原油価格(WTI)上昇から一転下落へ。

為替市場は、米金利の低下に反応しドルは全面安。特に北朝鮮リスクの回避と、弱いと米金利の低下に円の上昇が目立ち、USDJPYは108.80を割り込み-0.4%近く値を下げ、先週末の安値108.60を目指す動きとなっている。

EURUSDは、独連銀月次報告書で、ドイツ経済は堅調で成長は予想を上回る可能性を指摘、先週末の高値1.1774を上回り、EURUSDは再び1.18台を回復へ。1.18台を維持できるかを注目。

GBPUSDは、英国とEUとの離脱交渉の再開を1週間に控え、英メイ首相は「交渉は10月までに進展し、離脱後の英国とEUの関係で交渉に入る見通し」とあるも、悲観的な見通しも見られる中で、1.2900台を回復中。


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ドイツ連銀月次報告書=ドイツ経済は堅調で6月に発表した従来の予想を上回る可能性がある。堅調な販売が製造業における設備稼働率を一段と高めており、企業投資の拡大を後押ししている。非常にポジティブな企業と消費者のセンチメント指標、堅調な工業受注残はドイツ経済が今四半期も勢いを増し続けることを示唆。

英メイ首相の報道官=英国のEU離脱協議は10月までに進展し、離脱後の英国とEUの関係で交渉に入る見通し。

英国とEUの離脱交渉再開を1週間前にして=交渉の軸足を将来の通商関係に移す時期をめぐり両者の隔たりは依然大きい。