2017/08/23

余談ですが

余談ですが

目先の重要なイベントになっている、25日のJHシンポジウムを相場変動のネタに使っているだけに思えてなりません。結局は様子見の相場では?

21日にはドラギECB総裁がタカ派発言をするのではとの観測が強まり、北朝鮮リスク回避のEUR買いだと言い、強い独連銀月報を材料にしてEURUSDを上げてみせたものの、1.18台の重さに仰天!

21日には、いや、ドラギECB総裁は明確な示唆をしないのでは?に変化。ZEWも独・ユーロ圏と弱く、じゃ売りや!と変化。そもそもドラギ発言には関心が薄れ、イエレンFRB議長のテレグラフ記事に注目が移行。それも前日21日の記事がなぜか注目を浴びていました。内容は「ジャクソンホールのシンポジウムで、利上げに備えるように市場にメッセージを送る」とのこと、利上げにより市場がパニックにならないようにするためで10月から資産の縮小が始まると予想する記事です。

そんなことがわかるわけがないでしょう! と言いたいですね。それに 7月のFRBの公定歩合議事要旨では、12地区連銀全てが公定歩合の据え置きを主張。これは通常ならドル売り要因ですよね。しかし、そんなことは無視。

政府と議会は債務上限引き上げで合意を目指すことや、トランプ政権と議会は税制改革案の計画で進展との材料もあり、米金利と米株の上昇にドルは全面高。

そして、北朝鮮に関しては、ロイターでは「ティラーソン米国務長官は、北朝鮮は核・ミサイル開発を巡りこのところ自制しているとの認識を示し、「近い将来のいつかの時点で」対話に道が開かれる可能性がある」と、リスク回避が薄らぎ、円売りへ。 実際は不明ですので円売りにも限度があるでしょう!