2017/08/24

2017年8月24日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年8月24日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

「メキシコとの壁建設費用の捻出で政府閉鎖も辞さず」とし、「NAFTAを終わらせることになるだろう」との、トランプ米大統領の発言に目の前に迫っている連邦債務上限の引き上げ問題への影響が気になります。

アジア市場は全体的にドルの買い戻しが続いていますが、日経平均株価は-80.87(-0.42%)と弱く、JHシンポジウムでのドラギECB総裁とイエレンFRB議長の講演を前にして動きにくいこともあり、USDJPYは今まで以上にレンジ相場に陥りやすく積極的ドルを買う材用も見当たりません。

昨日のNZ財務省が財政黒字の縮小と成長見通しの下方修正をしたことで弱含みのNZDは今日も弱く、AUDもつれ安となった流れの影響に加え、リスク回避のNZD+AUD売りなのか、AUDUSDは昨日の安値0.7882を割り込み0.7876まで下落、NZDUSDも昨日の安値0.7120を割り込み売り圧力が続いています。

EURUSDは、最近のレンジは1.1730~1.1820でロックされ1.18台の売り圧力は強く、今日のアジア市場でも1.1818を高値に1.1800を割り込む動きとなっています。ただ、JHシンポジウムのドラギECB総裁とイエレンFRB議長の講演を明日に控えて、「もしものリスク」を考えると積極的にEURを売る動きも考えにくいと思われます。


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