2017/08/08

2017年8月8日(火曜)アジア・欧州市場の動き

2017年8月8日(火曜)アジア・欧州市場の動き

ファンド筋も夏季休暇を迎え、米国議会やトランプ大統領も休暇入りとなっています。先週金曜日の米雇用統計でドル買いに変化した流れも長続きせず、10日の米生産者物価指数と、11日(金曜)の米消費者物価指数の発表を見守る動きが続いています。

特に米消費者物価指数は重要で、伸び率の強弱で、FRB9月の資産の縮小と12月の再利上げの可能性が大きく変化することは間違いありません。そのため、この結果を見るまでは積極的に動きにくい状況は変わっていません。


USDJPYは米金利との連動性は高く結果としてUSDJPY相場が変動すると思われますが、円クロスの動きも絡んでくるため、共に注視する必要があります。

短期的には110.50~80のコアレンジに終始している流れの継続と考えますが、中期的なドル高に110~115円のレンジの下限を維持できるかを注目し、110円を割り込んで越週することになれば、ドル円のロングは撤退する動きも強まってくることでしょう。

EURUSDは予想外に強く、1.1720台をボトムに週足でも1.1800を割り込みながらも1.1820台を復活。ただし、米雇用統計直前の水準となる1.1860を回復できず、11日の米CPIに結果を見守る動きとなっています。

ドイツでは自動車業界を巻きこむ不祥事が大きなニュースになっていますが、今のところそれを意識したユーロ売りは見当たりませんが、今後の当局捜査次第では波乱要因になる可能性も残っています(あまり気にし過ぎでしょうか?)。短期では1.17800~1.1860のレンジで取引の継続を予想しており、底堅い流れの継続を予想しています。


GBPUSDは予想外にポンドの買いはしぶとく1.3000の大台を維持していますが、EURUSDと比較するとEURGBPの買いの影響なのでしょうか、戻り高値は前日の1.3059、今日の1.3054と合わせ、1.3050の上値が重くなっているのが気になります。結果として1.300を再トライする可能性が気になります。


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