2017/08/02

2017年8月2日(水曜)アジア・欧州市場の動き

2017年8月2日(水曜)アジア・欧州市場の動き

ドル円は久々に円ロングの巻き戻しへ。NZの就業者数は予想外のマイナスでNZD売りが加速しNZDは急落、豪住宅着工件数は強く予想外に強いが上昇力は鈍く、EURUSDとGBPUSDの底堅いイメージだけが残っていますが、最近のレンジを抜け出せず。夏枯れ相場なのでしょうか?

日経平均株価は2万円台を回復し+94.25(+0.47%)と上昇。米金利は強く、原油価格は48.80ドルと弱含みで推移。

EURUSDは1.1780台をボトムに米国の政局混迷とECBの緩和縮小の期待を背景としたドル売り思考は変わらず、EUとポーランドの対立が問題視されている状況でも上昇期待が残ります。ただし、高値水準にありながらも大枠で1.1800~1.1850の狭いレンジ内に収まり気迷い相場的な動きとなっています。

市場は1.20のサイコロジカルなポイントを試すとの期待感も強いのですが、それにはECB理事会で緩和策の変化を期待させることが必要となっていますが、9月7日の理事会はまだまだ先のことです。

それより、4日の米雇用統計では結果がどうなるにせよ、短期投機筋は相場を動かすことは間違いないでしょう。仮に(仮の話ですが)賃金の上昇が鈍いと米金利は低下に1.200の大台を狙う可能性も残っています。

GBPUSDは、1.3200割れを試しながらも、短時間で1.3200台を回復したことで以外にも底堅い印象ですが、EURUSDと同様に1.3190~1.3240の50ポイントの狭いレンジで推移しています。市場参加者の気迷い相場的な動きとなっていますが、早晩そのレンジを抜け出すことを期待しています。

USDJPYは、日本株高も一因となりUSDJPYは110.60を超えてからは、クロスを含め円ロングのストップに一時110.92まで円売りが加速しました。昨日の海外市場で一時109.92まで下落し、今日の反発の動きを見れば、ボトムアウトを期待したくなりますが、それには今日の海外市場で110.20~30をボトムとし反発の動きを続ける必要がありそうです。

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