2017/08/08

2017年8月8日(火曜)昨日7日、海外市場の動き

2017年8月8日(火曜)昨日7日、海外市場の動き

週明け月曜日で夏休み本番に金融市場の変動は鈍い。為替相場は先週末の強い米雇用統計が、11日のCPIにどう連動するのか見極める必要があり、10日の米PPIと共に米CPIを見極める動きへ。

NZ中銀のインフレ予想の低下(第3四半期2年後のインフレ予想値2.09%、前回2.17%)に10日の1.75%の政策金利の据え置きが予想されているNZ中銀の金融政策でハト派ムードが強まり、NZDUSDと(-0.68%)、NZDJPY(-0.64%)の下落を除くと、動きは緩慢です。

ZAR(南アランド)はズマ大統領が8日に弾劾される可能性の報道に反応しUSDZARは一時13.1604まで下落し結果-1.33%の下落で、ZARJPYは一時8.401まで上昇し結果+1.7%と変動幅は大きいものがあります。

米株の動きは鈍くダウは-25.61(+0.12%)と最高値を更新し上昇、S&P+4.08(+0.16%)、Nasdaq+32.21(+0.51%)。米10年債利回りは終盤にかけて低下し前日2.262→2.2548%へ低下、2年債は1.3509%と前日と変わらず。原油価格は49.31(-0.27-0.54%)と下げ幅を縮め小幅安で終了。


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為替相場は、市場は夏季休暇で市場参加者が減少気味。米債券利回りの変動は鈍く、米株は緩やかな上昇傾向は変わらず。先週金曜日の強い米雇用統計で上昇したドル相場は、雇用とインフレの連動性が乏しい中で、米PPIとCPIの結果を見極めたい(弱ければドル売り再開の期待)思いは強く、主要国通貨の変動率は鈍くなっています。

USDJPYは前日比+0.04%の変動にとどまり、一日を通じて110.65~110.92のレンジで、大枠110.50~111.00のレンジでロックされ110.73で終了。

EURUSDは前日比+0.18%の小幅上昇で、1.18台を維持しながらも継続できず。一日を通じて1.1770~1.1814の狭いレンジで推移し、1.1794で終了。

GBPUSDは前日比-0.01%とほぼ横ばい。1.30の大台を維持しながらも、一日を通じて1.3014~1.3059の狭いレンジで推移し、1.3033で終了。

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ティラーソン米国務長官=北朝鮮が一連のミサイル発射実験を中止すれば米国は北朝鮮と話し合いをする用意がある。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁=われわれは経済成長を望むのかどうか、これが問題だ。トランプ大統領の移民制限の実施は米成長の低下へ。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁=米経済は全般的に極めて良好な状況にある。FRBのバランスシート縮小は混乱なく行われ、市場への影響は限定的。

ブラード・セントルイス連銀総裁=労働市場の改善が継続したとしてもインフレ率が大きく上昇する可能性は少ないため、当面は金利を現行水準に据え置くことができる。

ブラード・セントルイス連銀総裁=FRBが物価の目安のコア個人消費支出(PCE)物価指数の上昇率は約1.5%で推移しFRBが目標とする2%を下回って推移。

ブラード・セントルイス連銀総裁=失業率が4.3%→3%に低下しても上昇率は1.8%に限定。インフレ率の低迷は長期的な要因が背景にある可能性を懸念。米経済成長率が2%近辺にとどまるトレンドは変わらない。

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