2017/08/29

2017年8月29日(火曜)昨日28日、海外市場の動き

2017年8月29日(火曜)昨日28日、海外市場の動き

28日のNY市場が終了した29日の午前6時近く、北朝鮮が複数の弾道ミサイルを発し、日本の北海道上空を通過したことで、リスク回避の流れが加速し円買いが強まる。

それまでの28日の海外市場は、週明けの月曜日、ロンドン市場が休場で、主要な経済指標は発言もなく、金融市場は米国のハリケーンによる米経済への悪影響を危惧しながら、米政府機関の閉鎖、債務不履行の可能性を含む流れとなった。

為替市場は、ドル売りの流れは止まらず、DXY(ドルインデックス)は先週金曜日に続き下落し、EURUSDは前日比+0.49%と1.200の大台を狙える1.1984まで上昇、GBPUSD+0.43%、AUDUSD+0.43%、NZDUSD+0.22%とドル売り続くも、原油価格の下落にUSDCAD+0.21%と一人負け。

円は、USDJPY-0.08%と小幅な変化にとどまり、円クロスでは、CADJPYの-0.29%を除く、EURJPY+0.42%を筆頭に円売りが続く。

USDJPYは、アジア・欧州・米国市場を通じて、109.03~42の狭いレンジで終始、他の主要国通貨がドルに対して上昇する中で、円はCADJPYを除くクロスで全面安。ただし、米国市場の終了時間の午前6時近くに北朝鮮の弾道ミサイルの発射で日本上空を通過したことで、108.80台までリスク回避の円買いが強まる。

EURUSDは、2015年1月以来の水準となる1.1984まで上昇、1.2000の大台を目の前にして上げ止まるも、下げ幅は1.1973と極めて限定的で底堅さを維持。独債利回りは買いが強く債券利回りは低下。

USDCADは、米ハリケーン「ハービー」の影響でガソリン価格が上昇するも、原油価格は逆に低下し、ドルに対し唯一値を下げている。早朝の1.2450台を安値に終盤にかけては2.500の大台を達成し1.2510まで上昇して終了。クロスでもCADは全面安。

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米債利回りは低下、5年債入札が良好で、10年債利回りは一時2か月ぶりの低水準となり、前日2.166→2.157%、2年債も1.332→1.325%へ低下。米株は小幅値動きで、ダウ21,808.40-5.27(-0.02%)S&P500+1.19(+0.05%)、Nasdaq+17.37(+0.28%)。原油価格(WTI)は弱く、46.76-1.11(-2.32%)下落。2015年1月来の水準へ。

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独連銀理事(Wuermeling)理事=ECBの資産買い入れプログラムは深刻な副作用があり、早いペースで終了させることが重要。

ホワイトハウス=トランプ大統領が30日に税制改革について演説する.