2017/08/11

2017年8月11日(金曜)アジア・欧州市場の動き

2017年8月11日(金曜)アジア・欧州市場の動き


週末の金曜日、もうすこしで米CPIが発表へ。東京市場は山の日で休場の中、為替相場は週末を迎え北朝鮮リスクが気になるも、重要な米CPIの発表を前にして動きは緩慢。

ユーロ圏の株価は軟調に推移しEUROSTOX50は-28.87(-0.84%)と弱く、米10年債利回りは小幅低下し、ダウ先物は軟調に推移し前日の流れを継承。

為替相場の変動は極めて限定的で、AUDUSDは前日比-0.15%と弱い。ウ豪中銀総裁は「金融引き締めはしばらく先で、利上げ開始後も緩やかなペースになる可能性」を示唆、早期緩和縮小の可能性が弱まり、北朝鮮リスクの高まりにリスク回避の流れも加わり小幅ながら値を下げている。

USDCADが-0.17%とカナダ売りが強い。原油価格の続落と連動し動きも緩慢ながら値を下げ、北朝鮮リスクの高まりにリスク回避の流れも加わり緩やかな豪ドル安が続いている。

USDJPYは-0.08%と小幅な円高へ。アジア・欧州市場では109円割れをためし一時108.90まで下落するも、昨年の6月半ば以降のボトム水準が意識され、ファンド勢の押し目買いぶつかり下げ止まっている。

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ロウ豪中銀総裁(半期に一度の議会証言)=政策金利を当面は過去最低の1.50%に据え置く考えを明らかにし、家計債務が高水準にあり、金融引き締めは「しばらく先」で、利上げ開始後も緩やかなペースになる可能性が高い。

ロウ豪中銀総裁(半期に一度の議会証言)=次の金利変更は引下げではなく引き上げになるとの見方は理にかなっている。だがしばらく先になる。