2017/08/29

2017年8月30日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年8月30日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

米国市場終了直後のオセアニア市場から続く、北朝鮮のミサイル発射によるリスク回避の流れは変わらず。

欧州株は弱く欧州主要国の国債は買われ利回りは低下を続け、米国のハリケーンによる米経済への悪影響を懸念、米連邦債務上限引き上げと歳出法案の可決への懸念に、米10年債利回りは2.1%を割り込み、ダウ先物も-0.5%超の下落でドル売りの流れは止まらず。これからのNY市場の債券と株価の動き待ちへ。

リスク回避に買われやすいCHFは強く、USDCHFは前日比で1%超の下落で一時0.9420台へ、USDJPYは108.20台で下げ止まるも前日比で-0.65%と108円台半ばと円高傾向で推移し、リスク回避の流れの継続へ。

アジア市場で下落した、AUDUSD+NZDUSDは欧米市場に入り続伸し共に前日終値水準を上回る。USDCADは鉱工業製品価格と原材料指数もマイナス幅が拡大し、原油価格も軟調で安値1.2443を付けた後は1.2500台まで一時値を戻すも買い戻しも弱まる。

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独GfK消費者信頼感は10.9と2005年以来の高水準で、仏GDP・改定値は前年比1.7%と予想・前回の1.8%からやや軟化。

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バンクオブアメリカ・メリルリンチ(WSJ)=8月23日までの週で、米国株に投資しているミューチュアルファンドと上場投資信託(ETF)からの資金流出が13年ぶりとなる10週間連続へ。8月23日までの週で、米国株からの流出は26億ドルで、6月下旬以降の累計流出額は300億ドル(約3兆2700億円)に達した。

税制改革の審議以前に、議会は債務上限引き上げと歳出法案の可決に向けた難しい審議が避けられない。期限ぎりぎりまで審議が長引いた場合、株式市場が不安定になる可能性がある。

ユンケル欧州委員会委員長=英国のEU離脱に関する方針文書には満足できず。離脱条件が決定されるまでは、英国との貿易交渉は行わない。EU離脱を巡る英国との交渉について、将来の通商関係についての協議は、離脱条件に関する問題が解決して初めて開始が可能になる.