2017/08/31

2017年8月31日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年8月31日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

明日の米雇用統計を前にして、アジア・欧州市場はドルの強さを維持するも、米個人消費支出が弱く(強いGDPを受けたカナダドル買いの影響も)ドル売りへと変化。

◎ユーロ圏CPIのユーロ圏CPIは、前年比1.5%と予想1.4%を上回るも、EUR買いは限定的。
◎米新規失業保険申請件数は、23.6万件(予想23.7万件)と若干改善へ。
◎米個人消費支出は、前月比0.3%(予想0.4%)と弱くドルは買いから売りへと変化。
◎カナダGDPは、前月比0.3%(予想0.1%)、前年比4.3%(予想4.1%)と強くカナダドルは全面高。
◎米シカゴ購買部協会指数は58.9(予想58.5)と若干強い。
◎米NAR中古住宅販売保留件数は、前月比-0.8%(予想0.5%)と、予想外にマイナス幅が拡大。

●独英10年債利回りは大きな変化は見られず、
●米債利回りは前日と変わらず。
●欧州株は強く、EURU STOXX50は0.81%近く上昇、
●ダウ先物は強く現物株も上昇からスタート。
●原油価格は46ドル台を回復し上昇へ。

EURUSDは、ユーロ圏のCPIが予想外に強い結果となり、一時1.1900の大台乗せまで上昇するも、EURロングの巻き戻しが続き1.19台を維持できず下落へ。アジア市場の安値1.1867を割り込むと1.1823まで続落し、米個人消費支出の発表と、USDCADの売りリードするドル売り流れに1.1850台を回復。

USDJPYは、アジア・欧州市場の前半はドル買いが続き110.67まで上昇するも、大枠は110.15~70のレンジから抜け出せず。米個人消費の発表を受け、またカナダGDPを受けた豪ドル買いの影響も受ける。

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サンダーズBOE政策委員=英国のEU離脱が困難なものになる事態に備えて金利を過去最低水準に据え置くのは不適切で、直ちに利上げすべき。経済を急減速させるほどブレーキを踏む必要はない。だが、それほど強くアクセルを踏む必要もない。

ルメール仏経済財政相=ユーロ高は仏経済にとっての懸念材料。