2017/08/31

2017年8月31日(木曜)アジア 欧州市場序盤の動き

2017年8月31日(木曜)アジア 欧州市場序盤の動き

日経平均株価は19,646.24+139.70(+0.72%)と連騰し、欧州株も上昇からスタートし、米債券利回りは上昇気味で、ドル買いの流れを維持しリスク回避の巻き戻しを継続中です。

今日は、8月31日の月末でカナダのGDPと米個人所得と個人消費支出の発表が控えており、明日の9月1日には米雇用統計という一大イベントを前にしてどこまで思い切った行動をとれるのでしょうか?

先のメルケル独首相によるユーロ高に関する若干ネガティブな発言、今日のルメール仏経済財政相「ユーロ高は仏経済にとっての懸念材料」は、急激なEUR高をけん制してのことでしょう。けん制発言によるユーロ売りが維持することはできず限定的なことは過去の発言後の動きから推測することができます。

EURUSDが、1.1867をボトムに反発していますが、1.200の大台を回復するには明日の米雇用統計の結果を見守る必要がありそうです。1.1800~50をボトムに」1.2000のレンジでの動きが予想されます。

USDJPYは、株高+米金利の上昇に110円割れを試すことなく底堅く推移していますが、欧米市場の動きを確認するまでは一時的な動きにとどまる可能性が高いと思われます。最も明日の米雇用統計を前にして動きにくいことも確かでしょう。北朝鮮リスクは消えたわけではありません、また、米連邦債務上限引き上げの問題、税制改革案にしろ、相場変動要因は多く横たわっています。109.80~110.80のレンジを予想します。


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ルメール仏経済財政相=ユーロ高は仏経済にとっての懸念材料。