2017/08/31

2017年8月31日(木曜)昨日30日、海外市場の動き

2017年8月31日(木曜)昨日30日、海外市場の動き

北朝鮮リスクは何処へ? 強い米経済指標と強いユーロ圏経済指標。結果は強い米GDPとADP雇用統計に軍配へ、明日の米雇用統計の期待感もあり米株高+米金利は上昇しドル買いへ。

為替相場は北朝鮮リスクが残るも、前日に続きドルは上昇し、GBPUSDを除くドルは全面高。特に、USDCAD+0.86%、USDCHF+0.83%、EURUSD-0.74%、AUDUSD-0.59%、USDJPY+0.45%、GBPUSD+0.05%。

米債利回りは小幅上昇、10年債は前日2.129→2.138%へ、2年債も1.316→1.329%へ上昇。米株は上昇、Nasdaqの上昇が目立ち+66.42(+1.05%)、ダウは+27.06(+0.12%)、S&P500+11.29(+0.46%)。原油価格(WTI)は一前日比で値を戻すも終盤にかけて再び下落し46ドルを割り込み45.96(-0.48-1.03%)と続落。

米経済指標は強くドル買いが強まる、米ADP雇用統計は23.7万人(予想17.8 前回20.1)、米第2四半期GDP・改定値は、前年比3.0%(予想2.7 前回2.6)。

ユーロ圏経済指標は強いがEUR売りは止まらず、景況感指数は111.9(予想111.3 前回111.3)、消費者信頼感-1.5%(予想・前回-1.5)、独CPI・速報値のHICP前年比1.8%(予想1.7 前回1.5)

USDJPYは、アジア市場は109.54を安値に、欧州市場は109.83を安値に、米国市場では強い米GDPやADP雇用統計に110.44まで続伸。米株の上昇と米債券利回りの上昇に110.06をボトムに、大枠110.15~40のレンジで推移。

EURUSDは、アジア市場の高値1.1984をトップに、強いユーロ圏経済指標にも関わらず、EURロングの巻き戻しが主役で1.1930を割り込む。強い米GDPやADP雇用統計に1.1900の大台を割り込み一時1.1894まで下落、しばらく1.1895~30のレンジで推移するも、終盤にかけては1.1880台まで下落へ。

GBPUSDは、ドル全面高の中で唯一底堅く推移。1.2895~1.2938のレンジから、強い米GDPやADP雇用統計に一時1.2879まで下落するも、EURGBPのロングの巻き戻しにGBP買いが強く1.2938まで上昇し、大枠1.2900~40のレンジに逆戻り。

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トランプ大統領=税制改革で法人税率を15%が望ましい。法人税減税は国の競争力を取り戻すために不可欠で、ヘルスケア代替法案のような失業を招いてはならない。GDPは3.0%より高い成長が可能。

リスクモデリング会社=大型ハリケーン「ハービー」による経済損失は700億~900億ドルに上る可能性。

スペインCPIは予想を上回る=HICP前年比2.0%(予想1.8% 前回1.7%)と強く、独CPIも強かったことでインフレ率がECBの目標値へ向け上昇する可能性も。

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