2017/08/02

2017年8月2日(水曜)昨日1日、海外市場の動き

2017年8月2日(水曜)昨日1日、海外市場の動き

弱い米経済指標に米金利は低下するも、商品価格の低下にAUD+NZD+CADは弱く、EUR+GBP+JPYも小幅低下し、米政治的な混乱が続く中でドルは3日ぶりに小幅反発。

前日比では、USDJPY(+0.12%)110.00の大台割れを試す動きへ。EURUSD(-0.33%)1.1839をピークに一時1.1786まで下落するも1.180の大台を維持。GBPUSD(-0.05%)1.3190~45のレンジで推移し1.32台を維持。AUDUSD(-0.42%)、NZDUSD(-0.62%)、USDCAD(+0.48%)と原油安と商品価格の低下にドル買いが強まる。

米10年債利回りは前日2.294→2.254%へ、2年債も1.349→1.341%へ低下、米株は小幅上昇しダウ+68.66(+0.31%)と5日連続で高値更新、原油価格(WTI)は48.37ドルをボトムに下げ止まり48.79ドルへ下げ幅を縮小。

欧州市場では、ユーロ圏製造業PMIは予想外に弱くEUR売りへと動き、逆に英製造業PMIは予想を上回りポンド買いが強まり、EURGBPは下落しGBPJPYの上昇にUSDJPYも反発へ。注目のユーロ圏第2四半期GDPの前年比は前回1.9%から過去6年で最も高い2.1%へ上昇するも、EURGBPの下落は止まらずEURUSDの上値は重くなる。

米国市場では、弱い米個人所得・個人支出を受けた債券利回りの低下にドル売りへと変化、さらに、注目のISM製造業景気指数は、予想通りながら新規受注の減少に前月から低下し、米建設支出も弱く米金利は米自動車販売も弱く続落しドル売り圧力が強まるも、AUDUSD+NZDUSD+USDCADの資源関連通貨では逆にドル買いが続き、ドルインデックス(DXY)は3日ぶりに上昇へ。

USDJPYは、アジア市場で110.00を底値に米金利の反発もあり何とか下げ止まり、強い英製造業PMIにGBPJPYの買いがリードする円売り110.50円を超え短期ショート筋の買い戻しも加わり、一時110.59まで上昇へ。弱い米個人所得・個人支出に米金利が低下しドル売りへと変化し、前回を下回るISM製造業景気指数+弱い米建設支出にクロスでも円買いが強まり、110円を割り込み一時109.92まで瞬間下落し反発。110円近辺でのオプション勢や円ショートの買い戻しも強く値を戻し110.37まで逆戻りし、前日終値とほぼ同水準で推移へ。

EURUSDは、弱さが目立つユーロ圏製造業PMIに売りが強まり、第2四半期GDP速報値の前年比は前回1.9%を上回り過去6年で最も高い2.1%へ上昇するも、EUR買いは鈍く1.1805まで緩やかに下落。弱い米経済指標にオプションカットでは一時1.1839まで上昇するも続かず、フィキシングに向け1.1800を割り込み一時1.1786まで続落へ。ロンドンクロージングタイムでは米金利の続落もあり1.1367まで値を戻し、結局は1.1785~1.1840の狭いレンジで上下変動し1.1800の大台を何とか維持。

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