2017/08/27

最新のIMMポジションから、 2017年8月27日(日曜)

最新のIMMポジションから、 2017年8月27日(日曜)



集計日が8月22日(火曜)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネットポジションでは、ネットロングが前週の104,534→99,468へ-5,066コントラクト減少しています。

ただ、23日にはトランプ大統領の保護主義的発言にドル売りが強まり、リスク回避の流れが続き、週末25日のジャクソンホールでのイエレンFRB議長とドラギECB総裁の講演を受けた米金利の低下とドル売りの流れに、通貨のロングポジションはより拡大していることが予想されます。

通貨別に見ると、目立ったのはポンドのショートの拡大で、増加幅は3月14日の週以来の数字で、前週に続き2週連続となりました。他の通貨では円のショートは5週連続で減少し7月3日の水準まで戻し、NZDのロングが減少、ユーロのロングが増加している以外は、大きな変化は見られませんでした。


【円】-77,492→-74,086(+3,406)
ネットショートのポジションは他を引き離し圧倒的なNO.1ですが、5週連続でショートが減少中でレンジ相場入りとなっていますが、市場の円先安観が弱まってています。

【ユーロ】79,267→87,976(+8,709)
ネットロングのポジションは他を引き引き離し圧倒的のNO.1で、ちょうど円のショートを相反する動きとなっています。

【ポンド】-31,860→-45,900(-14,040)
ポンドのショートは予想外に拡大し、増加幅は3月14日の週以来の数字で、水準は5月9日以来の高水準となり、弱さが目立っています。


【カナダドル】51,349→51,099(-250)
ネットロングへ転換してから6週目にはいり、2週間続けて前日比でロングが減少していますが、前週からの減少幅は極めて少なくなくカナダドルの強気センチメントが回復しています。

【豪ドル】59,612→60,484(+872)
2週連続で前週比でロングが増加し、6月20日の週にロングへ再転換してからはネットロングのポジションは8月1日以来の水準となり、強気ムードを維持しています。



詳しくは、別途データを参照してください。

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