2019/05/10

2019年5月10日(金)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年5月10日(金)アジア・欧州市場序盤の動き

不思議の世界へ突入! 個人的には暗中模索で訳が分からない状況に。米中貿易交渉がこれからどうなるのか? 追加関税+報復関税の争いは今後の世界経済に影響しないのか? それとも協議が継続中で争いはなかったことにでもなるのか? イラン・米国の対立激化は深刻な問題に発展しないのか?(これが怖い) 北朝鮮はどこまで強気を貫くのか? 

米中貿易交渉ついにタイムリミットを迎え、米国は追加関税へ動き、中国は報復関税に動くも、交渉を継続することで市場は悲観的ムードも感じられず。日本株もボトムから中国株の上昇に支えられ下げ幅を縮小、中国株は一時の急落を乗り越え逆に大幅上昇へ(禁じ手の出動にも思えるが)。

為替相場は米CPIのリスクを意識しながらも、目の前の米中貿易交渉の結果を見守る動きから最悪の結果となっても、意外や意外、相場変動も限定的で、主要通貨の変動はUSDJPYを含め以外に少ない。

USDJPYは、米国は追加関税へ動き、中国は報復関税に動くも、交渉は継続することが発表され中国株高の影響を受けたのか日本株もボトムからやや反発。USDJPYは109.62~05のレンジで上下変動するも、上下を大幅に抜け出すような強さは感じられず。ただし、110.20~30の水準を上抜けするまでは円高リスクは変わらず、111.50を超えるまでは円売り相場が変化するリスクも低い。逆に、イランと米国の対立が軍事衝突に発展する可能性は否定できず、リスク回避の円買いが続く可能性も。

米債利回りは上下するも大きな変化は見られず、10年債利回りは2.44%で動きは鈍く、2年債も2.25%と前日とほぼ変わらず。WTIはイラン問題も気になり62.20ドル台と強含みで推移。

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15:00    GER 3月 経常収支=302億ユーロ(予想260億ユーロ 前回163億ユーロ)、貿易収支=200億ユーロ(予想189億ユーロ 前回179 億ユーロ)→ 共に予想を上回る

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