2019/05/28

2019年5月28日(火)欧州・米国市場序盤の動き

2019年5月28日(火)欧州・米国市場序盤の動き

欧州市場に入り、EUと英国は相変らず政治的な問題は残っているも、とりあえずは平穏無事! 中国株も終了間際に上昇、欧州株は強弱あるもイタリアを除き大きな変化は見られず、EUROSTOXX50は小幅上昇。ダウ先物もプラス圏で推移。

為替市場は、大きな変化は見られず。USDJPYは大枠109.20~60のレンジで、欧州市場に入り下値をトライするも失敗。次は上値の60を目指す動きながら米国市場の本格的な動き待ち。EURUSDは大枠1.1175~00の動きで、欧州議会選挙も終わりEU首脳会議の動き待ち。ユーロ圏景況感指数は予想外に強く、モスコビシはイタリアに寛大ながら取り巻く環境は積極的なEUR買材料は見当たらず。

GBPUSDは大枠1.2650~00のレンジで、今後の政局の動き待ちでリスクは相変わらずGBP売りのサイドながら、短期的にはある程度織り込み済みで、政治的駆け引きをみながら戻り売りをまっているのでは? AUDUSDは大枠0.6915~30の狭いレンジで推移。米中貿易摩擦はともかく、中国政府は経済立て直しを強め0.6860、0.6880、0.6910と底値を切り上げながら、00~50のレンジ相場?

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18:00    EUR 5月 景況感指数(経済信頼感)=105.1(予想103.9 前回104.0→103.9)、製造業景況感指数=-2.9(予想-4.2 前回-4.1→-4.3)、サービス業景況感指数=12.2(予想11.0 前回11.5→11.8)、業況指数=0.3(予想0.4 前回0.42)

18:00    EUR 消費者信頼感・確報値=-6.5%(予想-6.5 前回-6.5→-7.3)

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トランプ米大統領は、安全保障と貿易に関する日本との協議は順調に進んでいる。

◎英首相報道官は、「EUと以前に合意した協定案ではなく、離脱を進めるために別の案を探し出す」、「英政府は合意なき離脱への準備も継続」。
◎ハント英外相は、総選挙を通じて合意なしの離脱をもたらそうとすることは解決策ではなく、政治的自殺。離脱合意を変更することは極めて困難な問題。ブレグジット問題を解決しなければ、政治危機招く。総選挙は破滅的な状況に。「極めて困難な状況に対する唯一の解決策はEUとの離脱合意を変更することだ」

◎モスコビシEU委員は、「イタリアに対する制裁を支持しない」、「我々はイタリアと意見を交換しようとしている」。
◎ビルロワドガロー仏中銀総裁は、低金利を維持する環境は完全に正当化され必要。
◎サルビーニ伊副首相は、古い制度のEU財政ルールと全力で戦う。→ 1.1175まで下落。

◎中国当局は、「深刻な」クレジットリスクを理由に包商銀行を管理下に置いた。約20年ぶりに銀行管理で資産の質懸念で小規模銀の株価に重し。


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