2019/05/31

2019年5月31日(金)アジア・欧州市場の動き(午後8時半まで)

2019年5月31日(金)アジア・欧州市場の動き(午後8時半まで)

米国は突然メキシコへの関税措置を発表。市場は米中貿易摩擦の激化を連想。 アジア市場の早朝にこの報道を受け、アジア・欧州の株価は下落、債券利回りは急低下。為替市場で当然のことながらMXNが急落、米国の強硬は対中通商政策の実施と、ファーウェイ巡り米中の対立が加速、リスク回避の円買いが強まり、クロスでも円は全面高!

USDMXNは、19.18台→19.717まで続伸し前日比で約2.8%近くの上昇、GBPUSDもブレグジットを巡る先行きが計算できない状況は変わらず、欧州序盤の1.2628→1.2560まで下落、EURUSDもアジア市場の1.1125をボトムに欧州市場の序盤では1.1157まで上昇し、高値圏で推移。

USDJPYは、米国のメキシコへ突然の関税措置の発表と、中国がレアアースを武器考えているか可能性。米中通商協議で鬼門となっていた109.00~20の買いを消化し、109.00を割り込むとストップのドル売りが続き、108.71まで続落。AUDUSD、NZDUSDは上昇からその幅を縮小し小幅安で推移。

【トランプ大統領は不意打ち的にメキシコに関税措置を導入】
ランプ米大統領は6月10日をもってメキシコからの全製品に5%の関税措置へ。不法移民の問題が解消されるまで徐々に引き上げる。

【中国5月のPMIは予想外に弱い】
製造業PMI=49.4(予想49.9 前回50.1)、サービス業PMI=54.3(予想54.3 前回54.3)

イタリアGDP確報値は、速報値から下方修正へ。

劉鶴中国副首相は、米国との貿易戦争における影響は制御可能。
周前人民銀総裁は、人民元が7.0下限である必要はない。

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8:30    JPY 4月 失業率=2.4%(予想2.4% 前回2.5%)、有効求人倍率=1.63(予想1.63 前回1.63)

8:30    JPY 5月 東京都区部CPI=前年比1.1%(予想1.2% 前回1.4%)、除く生鮮=前年比1.1%(予想1.2% 前回1.3%)、除く生鮮・エネルギー=前年比0.8%(予想0.8% 前回0.9%)

8:50    JPY 4月 鉱工業生産・速報値=前月比0.6%(予想0.2% 前回-0.6%)、前年比1.1%(予想-1.4% 前回-4.3%)→ 予想を上回る

10:00    CNY 5月 総合PMI=53.3(予想53.3 前回53.4)、製造業PMI=49.4(予想49.9 前回50.1)、サービス業PMI=54.3(予想54.3 前回54.3)→ 予想と前回を下回り、製造業は50を割り込み予想外の悪化

15:00    GER 4月 小売売上高=前月比-2.0%(予想0.4% 前回-0.2→0.0%)、前年比4.0%(予想1.3% 前回-2.1%)

15:30    CHF 4月 小売売上高=前年比-0.7%(予想-0.8% 前回-0.7%)

17:00    ITL 第1四半期GDP・確報値=前期比0.1%(予想0.2% 前回0.2%)、前年比-0.1%(予想0.1% 前回0.1%)

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