2019年5月10日（金）欧州・米国市場序盤の動き
米中貿易交渉の結果は決裂、実は交渉継続。トランプ大統領は「中国との交渉は急ぐ必要がないと」とある。残そあれた協議時間ないがどのような回答がでるのか？ それとも出ないのか？ とりあえず市場は「Buy the rumor、Sell the fact 」
英GDPは前年比1.8％（予想1.8 前回1.4％）と予想と変わらないが前回を上回る。カナダ雇用統計は失業率が改善し新規雇用者は予想外に増加。米CPIは前年比2.0％（予想2.1 前回1.9％）と予想を下回るも前回から上昇へ。
為替相場は、今のところ大きな変化は見られず。USDCADが0.59％の下げと強い雇用統計にCAD買が選好し、変動率は最も高くなっているが、他の主要通貨は総じて0.2％近くの変動幅に収まっている。英GDPは前回から強く、英貿易収支は予想を若干下回るが前回からは上昇へ。EU離脱交渉も楽観的な報道は聞かれず。一方の主要通貨ペアはそれでも変動は鈍い。
安全資産のJPY（USDJPY）は109.62～05のレンジ相場を継続するも、徐々に上値が切り下がり下値の不安も。CHF（USDCHF）も1.0159を高値にリスクヘッジのCHF買が強く1.0105まで続落。JPYとCHFの買い選好は米中貿易協議を材料としているが、イラン・米国問題も根強いと考えてしまう。
結果、欧州のユーロストックス50は上昇傾向を維持するも、米株は下げからスタートし緩やかに下げ幅を拡大している。米債利回りは10年、2年共に大きな変化は見られず。WTIも上昇幅を縮め前日とほぼ同水準で推移。
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17:30 GBP 第1四半期GDP・速報値＝前期比0.5％（予想0.5％ 前回0.2％）、前年比1.8%（予想1.8％ 前回1.4％）→ 予想と変わらないが前回を上回る
17:30 GBP 3月 標品貿易収支＝－136.5億ポンド（予想－137.5億ポンド 前回－141.12→－144.34億ポンド）、総合貿易収支＝－54.08億ポンド（予想－46億ポンド 前回－48.6→－62.19億ポンド）、貿易収支（対EU以外）＝－43.61億ポンド（予想－54億ポンド 前回－58.41→－62.17億ポンド）→ 赤字額は予想を若干下回る
17:30 GBP 3月 鉱工業生産＝前月比0.7％（予想0.1％ 前回0.6％）、前年比1.3%（予想0.4％ 前回0.1→0.4％）、
17:30 GBP 3月 製造業生産＝前月比0.9%（予想0.0％ 前回0.9→1.0％）、前年比2.6%（予想1.3% 前回0.6→1.2%）
21:30 CAD 3月 住宅建設許可件数＝前月比2.1％（予想2.3％ 前回－5.7→－5.1％）
21:30 CAD 4月 雇用統計： 失業率＝5.7％（予想5.8％ 前回5.8％）、新規雇用者数＝10.65万人（予想1.5万人 前回－0.72万人）、労働参加率＝65.9（予想65.7 前回65.7）、フルタイム＝7.3万人（予想 前回－0.72→－0.64万人）、パートタイム＝（予想 前回－0.90万人）、時間当たり賃金＝前年比2.6％（予想 前回2.32％）
21:30 USD 4月 消費者物価指数＝前月比0.3％（予想0.4％ 前回0.4％） 前年比2.0％（予想2.1％ 前回1.9％）、コア前月比0.1％（予想0.2％ 前回0.1％）、コア前年比2.1％（予想2.1％ 前回2.0％）→ 前年比は予想を下回るも前回からは上昇へ、
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