2019/05/30

2019年5月30日(木)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年5月30日(木)アジア・欧州市場序盤の動き

中国外務省の次官曰く、「意図的に引き起こす通商摩擦は、むき出しの経済テロリズム」。

日経平均株価は下げ幅を縮めるもマイナス圏を脱出できず、上海総合は下落へ。米債利回りは小幅上昇するも動きは緩慢。原油価格は再び59ドル台を回復。

為替相場は、EURUSDとGBPUSDでは政治的リスク回避のセンチメントの変化は見られないが、利食い先行なのかとりあえず小幅上昇。AUDUSDは予想を下回る住宅建設許可件数+豪第1四半期の民間新規設備投資、NZDUSDは予想外にマイナス幅が拡大した住宅建設許可+NZ政府は年次予算案を発表、成長率予想を12月2.9→2.1%に下方修正、にも逆に買い先行となっているが、これらの通貨も米中問題を考えればショートカバー以外に、残念ながら買いの材料は見当たらない。

USDJPYは、クロスを含めたJPYロングの反動で、109.00~20の大口の買いに下値を失敗した反動と、昨日NY市場で米債利回りの反発(米10年債利回りは下髭の長い反転傾向を示すことが多いローソク足)の影響が後を引きショートカバーの力学が働く。次は109.80台を超えられるか否か、110.20~30を高値に円高へ舵を切り替えるかを注目するも、取り巻く材料は円高傾向で変わらず。

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7:45    NZD 4月 住宅建設許可件数=前月比-7.9%(予想1.3% 前回-6.9→-7.4%)→ 予想外にマイナス幅が拡大。

10:30    AUD 住宅建設許可件数=前月比-4.7%(予想0.0% 前回-15.5→-13.4%)、前年比-24.2%(予想-22.4% 前回-27.3→-25.4%)→ 予想を下回る。

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