2019/05/23

2019年5月23日(木)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年5月23日(木)アジア・欧州市場序盤の動き


日本・中国株安、米債利回り低下、原油価格は続落。相変わらずドル前面高で、円はクロス円の買いに健闘中。

米中貿易摩擦の激化、欧州議会選のポピュリズム・ナショナリズム議員の拡大懸念、先行きが見えないブレグジット。市場の選択は株価の下落もあり安全資産を選択しドル買いで若干ながらJPYとCHF買いへ動く。特に円はGBPJPY+0.55%などクロスで上昇幅を拡大しており、USDJPYは119.36を高値に110.10台をトライ中。

USDJPYは、ある意味では主体性のない動きで、クロスでのリスク回避の円買いが相場を動かしているだけで、円高や円安の方向性は見当たらず。110.30台を再び割り込んだことで、先の110.80~111.30のレンジに戻っているのか、それとも110.00~50なのか? いずれにしてもUSDJPY単体では夢がない。

GBPUSDは、今日~26日まで続く欧州議会選挙を見守る動きで、今日23日は英国で選挙が行われ、ブレグジット党がどこまで躍進するか? ブレグジット関連の材料と合わせGBP相場の動きがこれにかかっている。

欧米市場では、最重要ではないが、欧州各国と米国のPMI速報値、週間新規失業保険の発表がある。


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GER 第1四半期GDP・改定値=前期比0.4%(予想0.4% 前回0.4%)、前年比・季調後=0.7%(予想0.7% 前回0.7%)、前年比・季調前=0.6%(予想0.6% 前回0.6%)


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