2019/05/22

2019年5月22日(水)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年5月22日(水)アジア・欧州市場序盤の動き

FOMC議事録を前にして、米国は中国企業の追加エンティティリ入りを検討し動揺が広まり、メイ英首相に離脱案の断念と辞任要請圧力が強まり相場が動く。それと、ブラード・セントルイス連銀総裁は「インフレ率が一段と弱い数字になれば、FRBは利下げに踏み切る可能性もある」と発言。

「米政府は大手ビデオ監視機器メーカーのブラックリスト入りを検討」と報道に、日本株は伸び悩み中国株も弱く、人民元安となるも予想外に市場は冷静。為替相場もAUD売りは限定的で、JPYも積極的な買いは見られず。

ただし、GBPは、「メイ首相が自らの離脱案を断念し、数日以内に退陣するよう求める圧力に首相が直面している」との報道もあり、前日の急伸の反動が強く、前日安値1.2680台を割り込み1.2670台へと下落。これから発表される英CPIも注目。

USDJPYは、早朝の予想外に弱い日本の貿易収支から底堅く推移するも前日の高値110.67に届かず。110.63を高値に何とか前日比でプラス件を維持した日経平均と、弱さが目立つ中国株に110.39まで下落。米国は中国企業の追加エンティティ入りとの報道、メイ英首相の辞任の可能性の高まりに、どうしても円を買い戻す動きとなるが、動きは鈍い。

GBPUSDは、前日の上昇が嘘のように上値が重い。1.2719を高値に英国発の報道で、「自らの離脱案を断念し、数日以内に退陣するよう求める圧力に首相が直面している」、フランスのルメール経済・財務相が「今週の英国の欧州議会選について、EU離脱運動を主導したナイジェル・ファラージ氏率いるブレグジット党が勝利すれば、EUにとって大きな問題になると指摘、英国はできる限り早期にEUを離脱すべき」と発言、前日の安値を割り込み1.2660台で推移。

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7:45    NZD 第1四半期小売売上高=前期比0.7%(予想0.6% 前回1.7%)、除く自動車前期比0.7%(予想0.9% 前回2.0%)  予想を若干上回るが前期からは低下

8:50    JPY 4月 通関ベース貿易収支: 季調前=604億円(予想2327億円 前回5278億円、季調後=-1109億円(予想-375億円 前回-1778億円)→ 予想を大幅に下回る

9:30    AUD 4月 ウェストパック景気先行指数=前月比-0.09%(予想 前回0.19%)

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