2019年5月1日（水）昨日31日、海外市場の動き（午前5時半ごろの動き）
昭和の日の海外市場は、為替相場はメイ首相と労働党の協議が改善との報道にGBP買いが目立ち、強いユーロ圏経済指標にEURが上昇、弱いGDPにCAD売りからポロズ総裁のポジティブ発言に逆に上昇、弱い中国PMIに一日を通じてAUDは伸び悩み、JPYは円高傾向を維持するも111.20～30の壁を破れず。
ダウは小幅ながら上昇傾向を維持するも、Nasdaq＋S&P500は下落、米10年債利回りは上昇傾向を維持できず2.5％まで低下、2年債も2.3％を高値に2.26％台まで低下。WTIは上昇幅を縮め小幅高で推移。
アジア市場では、中国のPMIは引き続き50の大台を維持するも予想と前回を下回り、中国経済の伸び悩みに一日を通じてAUD売りの流れを抜け出せず。逆にJPY他通貨でも全面高でリスク回避＋円ショートの巻き戻しもありUSDJPYは111.69→111.28まで下落し一日を通じて111.24の安値を付ける。
欧州市場では、ドイツの失業者数は改善＋CPIは予想より強く、イタリアのGDPも予想を上回りでデフォルトを脱却、ユーロ圏は失業率が低下＋GDPは予想より強く出て、独債券利回りは上昇しEURUSDは一時1.1229まで続伸。GBPUSDは、メイ英首相と野党・労働党のEU離脱協議の状況が改善しているとの報道を受けてポンドが続伸し、GBPUSDは1.2930→1.3000の大台を超え一時1.3048まで上昇とドル売りをリード。
米国市場では、米国の弱いケース・シラー米住宅価格指数＋シカゴ購買部協会景気指数、逆に強い中古住宅販売指数＋消費者信頼感指数と強弱混在。カナダ2月GDPは予想外のマイナスにCAD売りが強まるも、ポロズ・カナダ中銀総裁は「下半期に成長は加速」との発言を材料に、1.3467→1.3381まで下落。米債利回りはトランプ大統領の「FRBが利下げに動けば、米経済は「ロケットのように上昇する」との発言の影響なのか弱く、ドル買いの流れも続かず。
米国では、トランプ大統領と民主党指導部が２兆ドルのインフラ整備を進めることで合意と報道、今後の米経済に与える好影響が楽しみ。米中通商協議では北京で協議が開催しているが、マルバニー大統領首席補佐官は、米中交渉は今後2週間で決着する可能性が高いとある、劉中国副首相５月８日からワシントンを訪問となるが、なんらかの結論が出ることを期待したい。
ポロズ・カナダ中銀総裁は、カナダ経済が現在幾分の向かい風にさらされているものの、下半期に成長は加速すると考える根拠はある。緩和的な金融政策はなお正当化されるとの考えを改めて表明。
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18:00 EUR 第1四半期GDP・速報値＝前期比0.4％（予想0.3％ 前回0.2％）、前年比1.2％（予想1.1％ 前回1.1→1.2％）→ 予想を上回る
18:00 ITL 第1四半期GDP・速報値＝前期比0.2％（予想0.1％ 前回－0.1％）、前年比0.1％（予想－0.1％ 前回0.0％）→ 予想を上回り前回のマイナスを脱却
21:00 GER 4月 消費者物価指数・速報値＝前月比1.0%（想0.5％ 前回0.4％）、前年比2.0％（予想1.5％ 前回1.3％）、HICP前月比1.0％（予想0.6％ 前回0.5％） HIPC前年比2.1％（予想1.7％ 前回1.4％）→ 予想を大幅に上回り、HICP前年比は昨年11月以降初めて2.0％の目標を超えた
21:30 USD 第1四半期 雇用コスト指数＝前期比0.7％（予想0.7％ 前回0.7％）
21:30 CAD 2月 月次GDP＝前月比－0.1％（予想0.0％ 前回0.3％）、前年比1.1％（予想1.4％ 前回1.6％）
21:30 CAD 3月 鉱工業製品価格＝前月比1.3％（予想0.7％ 前回0.3％）、原料価格指数＝前月比2.8％（予想3.9％ 前回4.6→3.0％）
22:00 USD 2月 ケース・シラー米住宅価格指数＝前年比3.0％（予想3.1％ 指数前回3.6→3.5％） 204.4（予想 前回204.62）→ 予想と前回を下回り6年半ぶりの低い伸び率
22:45 USD 4月 シカゴ購買部協会景気指数＝52.6（予想58.5 前回58.7）→ 予想と前回を下回る
23:00 USD 3月 NAR中古住宅販売保留指数＝前月比予想0.5％ 前回－1.0％、前年比予想 前回－5.0％
23:00 USD 4月 CB消費者信頼感指数＝129.2（予想126.8 前回124.1）
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