2019/05/15

2019年5月15日(水)欧州・米国市場序盤の動き

2019年5月15日(水)欧州・米国市場序盤の動き

中国の経済指標は予想外に弱く、米中貿易交渉のウルトラCも期待できず、米中首脳会談(6月28~29日のG20)でので決着と合意の期待も描けず、為替相場はドル全面高で円高が再開。

為替相場は、中国発の小売売上高+鉱工業生産は弱くドル全面高の傾向ながら米株は上昇。また、リスク回避の流れが弱まりJPYの強さが目立っている。USDJPYや他の主要通貨でも上昇傾向を維持し、前日の安値109.15と並ぶ水準まで下落している。JPYはクロスでも強く、EURJPY、GBPJPY、AUDJPY、NZDJPYなどで円高傾向が続く。  
                                   
独GDPはほぼ前回と変わらず、ユーロ圏GDPは欧米の株安と債券上昇(利回り低下)に、リスク回避の動きが再開。ユーロ圏GDP予想通りの結果。カナダCPIは予想通りながらコアは強さが見られず。米鉱工業生産と設備稼働率は弱い。

欧州市場では独DAXは弱く、米株も下げから取引を開始、米債利回りは低下し10年債は一時2.36近くまで、2年債も一時2.13台まで続落。WTIは61.30台と弱含みで推移。

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21:30    USD 4月 小売売上高=前月比-0.2%(予想0.2% 前回1.6→1.7%)、除自動車前月比0.1%(予想0.7% 前回1.2→1.3%)→ 予想外に弱く前月比はマイナスへ

21:30    USD 5月 NY連銀製造業景気指数=17.8(予想8.0 前回10.1)→ 予想と前回を上回る

21:30    CAD 4月 CPI=前月比0.4%(予想0.4% 前回0.7%)、前年比2.0%(予想2.0% 前回1.9%)、コア共通CPI前年比=1.8%(予想1.8% 前回1.8%)、コア中央値前年比=1.9%(予想2.0% 前回2.0→2.1%)、コアトリム前年比1.9%(予想2.1%=前回2.1%)→ 総合は予想通りながら、コアの中央値とトリムは予想を下回る

22:15    USD 4月 鉱工業生産=前月比-0.5%(予想0.0% 前回-0.1→0.2%)2017年8月以来の低水準 、設備稼働率=77.9%(予想78.8% 前回78.8→78.5%)→2018年7月に並ぶ低水準で、共に予想と前回を下回り弱い、

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