2019/05/07

2019年5月7日(火)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年5月7日(火)アジア・欧州市場序盤の動き

日本株は値を下げるも、肝心の中国株は強く、米株先物も上昇。為替相場は日本株安に円高傾向が続き、豪中銀の金利据え置きを受けAUDは急騰。主要通貨はアジア市場でドル売りへと動くも欧州勢の参入に逆にドル買いが強まる。

トランプ、ライトハイザー、ムニューシン各氏はそろって通商問題で中国にプレッシャーをかけ続けているが、劉中国副首相を筆頭に中国の交渉団は10日にワシントン入りをする。ギリギリでの話し合いでどのような結果になるのか? 中国側が折れ何らかの合意するのか、それとも米国が強硬手段に出るのか、予測不能。

USDJPYは先週末の水準となる111.00~20を超えるまではどこがボトムか判断できず。EURUSDも米中通商協議がはっきりするまで積極的に買い上げる材料もなく動きは緩慢になりやすい。GBPUSDはブレグジットをめぐる動きが伏兵で潜んではいるが動きは予想外に底堅いが、欧州市場に入ると値を下げ元の水準に逆戻りしている。

中国株は先週末の中小企業への預金準備率の引き下げなど緩和策が続いていることや、当局のご威光なのかもしれないが、中国株は底堅く上海総合は+19.93(+0.69%)上昇し昨日の急落とは様変わり。逆に、日経平均株価は、300円超の下げとなる。米債利回りは小幅上昇。

豪第1四半期の小売売上高は7年ぶりの弱さとなったが豪中銀の金融政策の発表を控えて動けず。 豪中銀の金融政策は、政策金利1.5%の据え置きと0.25%の引き下げ予想は五分五分、結果は1.5%の据え置きとなり、直後からAUD買いが強まり一時0.7048まで上昇。


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10:30    AUD 3月 貿易収支=49.49億豪ドル(予想44.9億豪ドル 前回48.01→51.4億豪ドル)

10:30    AUD 3月 小売売上高=前月比0.3%予想0.2% 前回0.8→0.9%)、インフレ調整前=前期比-0.1%(予想0.3% 前回0.2%)→ 前年比は予想外のマイナスで弱さが目立つ

12:00    NZD 第2四半期 NZ中銀四半期インフレ期待=1年後1.97%(予想 前回1.82%)、2年後=2.01%(予想 前回2.02%)→ 前回から小幅低下へ

13:30    AUD 豪中銀金融政策発表=政策金利1.5%の据え置きを決定。予想0.25%の利下げと据え置きに分かれており、据え置きを受け直後にAUDUSD買いが強まる。

15:00    GER 3月 製造業新規受注=前月比0.6%(予想1.5% 前回-4.2→-4.0%)、前年比-6.0%(予想-5.4% 前回-8.4→-8.1%)→ 予想外に弱い

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