2017/12/02

2017年12月1日(金曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き

2017年12月1日(金曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き

週末金曜日で12月初日の海外市場は、強い雇用統計とGDPにカナダドルは急上昇。

アジア市場では、期待の米税制改革法案の採決が先送りされ、USDJPYは一時112.32まで下落するも、USDJPYではドル売りは限定的。一方、主要国通貨では弱いながらもドル売りの流れが続く。

欧州市場に入り序盤は、米税制改革法案の採決が先送りの影響もあり、欧州株は弱く米債利回りの低下にドル売りの流れが続く。欧州株は上昇へと変化し米金利も上昇へと変化。

ユーロ圏製造業PMIは60.1と17年ぶりの高水準で、英製造業PMIも強く、EURUSDは一時1.1940台、GBPUSDは一時1.3540台と上昇するも続かず、逆に売りへと変化。一方、AUDUSDは一時0.7590台へ、NZDUSDも0.6850台へと上昇し強さが目立った。

米国市場に入り、強いカナダの雇用統計とGDPに、USDCADは1.2890→1.2800を割り込み1.2750割れまで続落。AUDUSDとNZDUSDは、USDCADの下落の影響なのか底堅く推移。EURUSDは1.1900を割り込みストップの売りに1.1860台へと下落、GBPUSDも1.3450台へと続落中

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GER 11月 製造業PMI・確報値=62.5(予想62.5 前回62.5)→ 予想と変わらずだが、確報値ベースでは2011年2月以来の高水準

EUR 11月 製造業PMI・確報値=60.1(予想60 前回60)→ 予想を若干上回り、17年ぶりの高水準

GBP 11月 製造業PMI=58.2(予想56.5 前回56.3→56.6)→ 前回分が上方修正され、予想と前回を上回る

CAD 9月 雇用統計: 失業率=5.9%(予想6.2% 前回6.3%)、就業者数=79,500人(予想10,000人 前回35,300人)、正規雇用者=29,600人(予想 前回88,700人)、パートタイム雇用者数=49,900人(予想 前回-53,400人)→ 失業率は大幅に改善し、就業者数も予想を大幅に上回る増加に、カナダドルは全面高

CAD 月次GDP=0.2%(予想0.1% 前回-0.1%)、第3四半期GDP=前期比1.7%(予想1.6% 前回4.5%)。前年比3.3%(予想3.3% 前回3.5%)→ 月次は予想と前回を上回り、前年比は予想を若干上回るが、強かった前回よりは低下。

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米上院は30日、共和党の税制改革法案の採決を見送った。一部共和党議員が、税制改革により連邦政府の財政赤字が大幅に拡大するとの懸念を示し、修正条項の追加を求めており、上院共和党内の調整が難航

ダドリーNY連銀総裁=12月の利上げは合理的な根拠がある。

独ビルト紙=メルケル首相率いる与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と第2党の社会民主党(SPD)が大連立政権の樹立について、協議を再開することで合意。


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