2017/12/29

2017年12月29日(金曜)昨日28日、海外市場の動き(午前5時45分ごろ)

2017年12月29日(金曜)昨日28日、海外市場の動き(午前5時45分ごろ)

いよいよ今年最後の営業日。米シカゴPMIと卸売在庫が強くドル売りの流れは変わらず、徐々に大相場へ。北朝鮮リスクはいつも通りで、資源価格は続伸し、米株は小幅上昇、米債利回りは前日の下げからやや回復。

EURUSDは1.1950台と終値ベース(見込み)では9月22日の1.1940台来の高値を水準。EURJPYは134.60台と2015年10月19日来の高水準。USDCADは1.2570台10月20日来の低水準。AUDUSDは一時0.7800台を達成し、10月24日来の高水準。

USDCHFは一時0.9770台と12月1日来の低水準、CHFJPYは一時115.50と10月23日来の高水準。EURCHFは1.1770台と2015年1月12日のスイス中銀が介入を放棄し暴落した水準へ向け一歩一歩上昇中。

米株は小幅上昇を維持、ダウ+59.92(+0.28%)、NasdaqとS&P500も上昇中。欧州株は小幅低下し、StoxxEurope600は-1.00(-0.26%)。

米10年債利回りは前日の急落からやや回復、2.430%(+0.019)、2年債も上昇し1.911%(+0.020)。原油価格(WTI)は59.91+0.27と原油在庫の減少幅が予想を上回り終盤にかけて上昇。銅を含め資源価格は全体的に上昇を維持。

EURUSDは、欧州経済指標は強く、ブレグジット交渉も何とか初期段階を達成、イタリア総選挙が来年3月に決まり、債券市場も安定して迎えた年末。1.1950台と11月27日の高値1.1960台には届かないものの、終値ベース(見込み)では9月22日の1.1940台来の高値を水準。1.200の大台と2017年9月8日の高値1.2093を意識し、1.2100を上回ると2014年12月来と大相場への予感。ただし、今のところリスク回避をお題目とした投機的な動きが主流で、年末・年始の薄商いで何が起きる分からない状況は変わらず。

USDCADは原油価格と資源価格の上昇と、強い経済指標の後押しもあり1.2570台10月20日来の低水準。10月23日来続いた1.26~1.29のコアレンジの下限を割り込み1.2400台への動きとなるのか注目。

AUDUSDは中国リスクの存在は変わらないが、資源価格の上昇が続き一時0.7800台を達成し、10月24日来の高水準。リスク回避どころかリスク選好の動きに矛盾を感じるも、薄商いの中で相場を上昇させようとする意図は感じられる。

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EIA石油在庫統計は、-460.9万バレル(予想-397 前回-649.5万バレル)と減少幅が予想を上回る。

ダラス連銀報告書=国内エネルギー企業が掘削活動を一段と活性化させるには原油価格60ドルを上回る必要がある。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの統計によると、国内石油掘削リグ稼働数は931基と前年から約43%増加している。

米7年債入札、最高落札利回りは2.370%と2013年12月以来4年ぶりの高水準4年ぶり高水準。

オクモNY州知事=税制改革法案の成立を受け、NY州も税制改正を検討。

韓国の新聞=中国の船舶が海上で北朝鮮の船舶に石油を供給したと報じる。→ 中国国防省の報道官は否定。→ トランプ大統領は中国が北朝鮮に対する石油供給を容認していることに「非常に失望した」とツイート。

マッタレッラ・イタリア大統領=議会解散を宣言し、来年3月にも総選挙が実施へ。

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