2017/12/09

最新のIMMポジションから、 2017年12月9日(土曜)

最新のIMMポジションから、 2017年12月9日(土曜)


集計日が12月5日(火曜)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)は、7通貨合計のネットのロングポジションは前週比で+1,631増加し+25,579コントラクトとなりました。

前週比では3週連続で増加を続けていますが、今週の増加幅は微増にとどまり、ドルに対してそれほど弱気な状態とことが考えられます。

10月3日~11月14日まで7週連続し前週比でショートが拡大、「通貨安=ドル高」の流れとなっていましたが、前週比では3週連続で増加を続けていますが、今週の増加幅は微増にとどまり、ドルに対してそれほど弱気な状態になっていないことが考えられます。

7通貨のネットポジションも、11月14日の週にネット-4,453とそれまで18週間続いたロングポジションから変化しながらも、直近3週間は再びロングを維持しています。ただ、こちらも過去のポジションから比べると増加幅は少なく、通貨高(ドル安)の動きは感じられません。

結論としては、今回の数字は前週とほぼ変わらず、各通貨の増減も限定的で非常に特色のない動きと言わざるを得ません。

【円】-110,640→-114,267(-3,627)
円は、ショートNO.1の座を維持し、10月10日以降は10万コントラクトのショートを下回ることはなく、11月29日から54週連続でショートを維持。今回も前日比で若干ながらショートが拡大し円先安を意識したショートポジションの維持で変わらず。

【ユーロ】89,681→93,106(3,425)
ユーロは、相変わらずNO.1のロングで、5月9日からロングを維持し今回も微増となっていますが、ネットポジションで10万の大台を上回ることは一度もなく極端な強くムードには至らず。
【ポンド】4,573→6,406(1,833)
ポンドは、微増でロングを維持するもネットポジションのロングは極めて少なくニュートラルに近い。ロング・ショート共にネットポジションの傾きは少なく、10月17日以降では1万コントラクトを上回ることはなく、ブレグジット交渉の行方に自信がもてないでいるように思えてならない。

【カナダドル】45,658→42,466(-3,192)
カナダドルは、ロングが小幅減少しながらも、ネットでは7月18日から21週連続でロングポジションを維持。直近の4週は4万台で安定しており大きな変化は見られず、最近のFXスポット市場のレンジ相場を反映。

【豪ドル】38,882→40,328(1,446)
豪ドルは、微増しロングポジションを維持。6月20日から25週連続でロングポジションを維持するも、ネットロングは4万前後と少ない。むしろ、Fxスポット市場で豪ドル安が続く中では、予想外にロングを維持しているように思えてならない。


ご参考までに別表をご覧ください。

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