2017/12/07

2017年12月7日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年12月7日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価は8日のメジャーSQを前にして、+320.99+1.45%と大幅上昇、米10年債利回り2.347%へと上昇、2年債も1.806%と上昇へ。HangSengは上昇するも、上海総合は引き続き弱含みで推移。原油価格(WTI)は上昇幅を縮め56ドル台を一時割り込み下落へ。

興味は、相変わらず税制改革法案の動きと、リパトリ課税に伴うドル買いも有無。そして、中国株・米株と、米債券利回りの動き。

USDJPYはいつもながら、米10年債利回の連動性が高く、早朝の112.22をボトムに日本株高の流れにアジア・欧州市場は112.35~50の極狭いレンジで推移していた。米債利回りの上昇に112.60まで上昇し、欧州市場で米債利回りが軟化すると112.60台で伸びなやむ。
円クロスでも通貨ペアで強弱混在。

GBPUSDは、4日のタイムリミットを過ぎ、ブレグジット交渉は今週末が一つ山場で12月14~15日のEU首脳会議までにその土台を作ることができるのだろうか? 相変わらず上下の相場変動要因でどちらに転ぶかわからない点が多い。BBCは、ブレグジットに煙にまかれた? 「離婚」の条件に合意できずとのタイトルで交渉が暗礁に乗り上げていると報道している。今日、早朝の1.3398を高値に欧州市場の序盤には1.3360まで下落するも、下げ幅は今のところ限定的。

EURUSDは、ドイツ社会民主党(SPD)は4日の幹部会で、メルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との政権協議に応じる方針を決めて、今日から始まる党大会で正式決定すると思われている。連立交渉がスムーズにいけばEUR買いが強まることが予想される反面、「大連立への連立協議」、「閣外協力」、「決裂再選挙」とネガティブな結果にでもなれば、EUR売りが加速することになるだろう。今日のアジア市場は1.1809を高値に1.1790~1.1810の狭いレンジから、欧州市場に入り一時1.1780台へと値を下げるに動きはあまりにも緩慢。

AUDUSDは、午前9時半の豪貿易収支の黒字額が1.05億豪ドル(予想13.75)と予想外に減少したことで0.7560台→0.7540台への下落が始まった。アジア市場では一時0.7550台まで値を戻すも上値は重く、CRBインデックスも弱く欧州市場に入り0.7530台まで続落中。


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バラッカー・アイルランド首相=離脱交渉で行き詰まっているアイルランド国境問題を巡り、24時間以内に事態打開のための新たな提案を行うことをメイ英首相から伝えられた。


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