2017/12/13

2017年12月13日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年12月13日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

FOMCを明日未明に控えて、いつもながら動きは緩慢。米税制改革法案の行方がやや気がかりながら、市場の関心は来年の金利予測水準へ。

日経平均株価は下落し-108.10(-0.47%)、逆に中国株は強く、上海総合は+22.22(+0.68%)、ハンセンも+449.16(+1.56%)へ上昇。米10年債利回りは低下気味ながら、2年債は小幅上昇中。原油価格(WTI)は57.70と前日比+0.56(+0.96%)上昇中。

いつもながら動きの乏しいアジア市場の為替相場は、「米アラバマ州上院補選で民主党候補のジョーンズ候補が勝利」との報道に上院共和党員が一名減少、米税制改革法案の遅れを懸念しドル売りが強まる。

USDJPYは、早朝の113.58を高値に、113.40台で米アラバマ州上院補選の結果が判明。共和党敗北に一時113.13まで下落するも、ドル売りも続かず。結局は一時113.46まで値を戻す局面も見られたが、50台を回復できず上値の多い展開が続く。

EURUSDは、アジア市場の安値1.1730台をボトムに、米アラバマ州上院補選の結果を受けて1.1760台へ上昇。結局は1.1735~63の狭いレンジで上下。

GBPUSDも、アジア市場の1.3310台をボトムに、米アラバマ州上院補選の結果を受け1.3330台へ上昇、欧州市場の序盤に再上昇し一時1.3350まで上昇するも特に材料は確認できず。

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AUD 12月 ウエストパック消費者信頼感指数: 前月比=3.6%(予想 前回-1.7%)、103.3(予想 前回99.7)→ 予想を大幅に上回り4年ぶりの高水準

GER 11月 消費者物価指数・確報値: CPI前月比=0.3%(予想0.3% 前回0.3%)、CPI前年比=1.8%(予想1.8% 前回1.8%)、HICP前月比=0.3(予想0.3% 前回0.3%)、HICP前年比=1.8%(予想1.8%  前回1.8%)

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米アラバマ州上院補選で民主党候補のジョーンズ候補が勝利→ 上院議席100のうち、共和党51議席へ減少、米税制改革を巡るネガティブな思惑にドル売りが強まる。


中国の米国債購入意欲は低下気味、米国が膨張する財政赤字を補うため、最大の米国債保有国である中国による購入を必要としているのに対して、中国の購入意欲は低下する可能性がある。そうなれば米国債利回りは上昇する恐れがある。