2017/12/28

2017年12月28日(木曜)昨日27日、海外市場の動き(午前5時40分ごろ)

2017年12月28日(木曜)昨日27日、海外市場の動き(午前5時40分ごろ)

クリスマスホリデーも終わり全市場がそろった27日の海外市場は、株価は小幅高で小動き、債券利回りは低下し、ドルは下落へ。

資源関連通貨のAUDUSDは一時0.7780直前へ上昇、NZDUSDも一時0.7070台へ上昇、USDCADは一時1.2620台へ下落とドル売りの流れをリード。USDJPYは113.15~38のレンジを抜け出せず、クロスでは円は全面安。EURUSDとGBPUSDも上昇傾向を維持。

中国当局が国内最大の産銅会社に対し冬季の汚染低減のため生産停止を命じ、銅は一時3年ぶりの高水準(その後は前日より小幅低下へ)、原油価格(WTI)リビアの爆破されたパイプラインは短期間で復旧の見込みに、60ドル台を達成できず軟化するも上昇傾向を維持。

米株は、序盤の上昇幅を縮め前日終値近辺で推移。ダウは小幅上昇するも、NasdaqとS&P500 は小幅低下。欧州株は強く、StoxxEurope600は+0.26(+0.07%)上昇、英FTSE100は+28.02(+0.37%)上昇。

米10年債利回りは2.412%(-0.066)低下、2年債利回りは1.883%(-0.036)へ低下。カタルーニャ自治州の議会選挙で独立派が過半数議席を確保したことを受け、リスク回避ムードが広がり、独10年債は0.383%(-0.036)へ低下、英10年債は1.173%(-0.091)と大幅低下。

AUDUSDは、アジア市場の0.7720台をボトムに資源価格の上昇もあり、欧州市場や米国市場の序盤には10月25日以来の高値を更新し0.7770台へ上昇。しばらく0.7760~75のレンジで推移するも、下げ幅は限定的で0.7779まで上昇、高値圏で推移。テクニカルでは上昇傾向が続く。

USDCADは、12月22日の予想を下まわるカナダGDPに1.2790まで急伸するも1.2800を超えられず、これをトップに今日も1.2700を超えられず1.2620台まで下落。欧州市場と予想を下回る米CB消費者信頼感指数に1.2620台を試すも失敗。1.2600~1.2900のレンジの下限は引き続き固い。ただし、クリアに割り込むと続落の可能性も。

USDJPYは、アジア市場、欧州市場と113.10台を試しながらも失敗。米10年債利回りの低下と株安の流れに、アジア、欧州、米国市場と113.40を付けられず、結局は大枠113.15~40のレンジで、クロスでは円安が目立っており、この傾向を注目。

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ロンドン市場で、中国当局が国内最大の産銅会社に対し冬季の汚染低減のため生産停止を命じ、銅は一時1.2%高の7210ドルと、3年ぶりの高水準、

スペイン・カタルーニャ自治州の議会選挙で、独立派が過半数議席を確保したことを受け、リスク回避ムードが広がる。

米2年債利回りは一時2008年来の高水準をつけるも、終盤にかけて軟化。

米5年債入札、最高落札利回り2.245%が2010年以来の高水準、最高利回り落札比率2.99%。

英株(FT100)は、一時過去最高を更新。→ 中国の底堅い経済見通しを背景に金属価格が3年半ぶりの高値水準で、米税制改革法を評価。

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