2017/12/05

2017年12月5日(火曜)昨日4日、海外市場の動き

2017年12月5日(火曜)昨日4日、海外市場の動き

米上院が税制改革法案を可決し、減税法案の成立期待による、米株高+米債利回り上昇+ドル買いも、ロシアゲート疑惑の懸念は残り停滞気味。

GBPUSDは、英国のEU離脱交渉に揺れる。進展を期待するも今のところ明確な合意は見られず関係者は楽観的。この思惑をめぐりGBPUSDは上下変動。ブレグジット交渉で、英領北アイルランドについて、EUの規制に沿う形で英国が統治権を維持する画期的な合意があるとの報道に1.3540台まで急伸、著しい進展はなかったとの発言やBBCのネガティブな報道に1.3410台へ下落。結局は1.3470近辺で取引され先週末の終値とほぼ変わらず。

USDJPYは、欧州・米国市場を通じて米債利回りの上昇+米株高にもかかわらず113.09を高値に、113を維持することはできず。終盤にかけて米10年債利回りと米株は軟化、結局は112.40近辺で終了。

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◎原油価格(WTI)は57ドル台半ばへ下落。
◎米株はまちまちで、小売が上昇し、テクノロジーは下落。ダウは前日比+58.46(+0.24%)で推移、S&P500も一時高値を更新するも、終盤にかけ値を下げ-2.78(-0.11%)Nasdaqも終盤にかけて下げ幅を拡大し-72.22(-1.05%)へ。欧州株は小幅高でStoxxEurope600は+3.50(+0.91%)上昇。
◎米債利回りも上昇幅を縮め、、10年債は前日2.36→2.37&と小幅上昇、2年債利回りは1.77→1.81%へ上昇、長短利回り格差が拡大へ。


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ドナルド・トランプ・ジュニア=6日に米下院情報委で今週証言予定。

税制改革法案の上院可決で、トランプ大統領と与党共和党にとって大きな成果の実現に近づく。下院は内容の異なる独自案を可決済みで、両院協議会で法案の一本化作業に入る。

ブレグジット交渉=英領北アイルランドについて、EUの規制に沿う形で英国が統治権を維持する画期的な合意があるとの報道があったが、メイ英首相とユンケル欧州委員長は交渉を次の段階に進めるために必要な著しい進展はなかったと発言。

ただし、未決着問題は2~3項目とし、双方の溝がかなり埋まったと説明。EUに週内の交渉再開用意があり、首脳会議前の十分な進展を引き続き確信していると述べた。

EUのトゥスク大統領はメイ氏と会談後、交渉日程が非常にタイトとなるなか、通商協議に向け、来週までに合意することはなお可能と発言。

米連邦最高裁=トランプ大統領の入国禁止令の適用を認めた。

英BBC=きょうは英EU離脱に関して何も進展はないと報道→GBPUSDが1.3410台へ急落。


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