2017/12/13

2017年12月13日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年12月13日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

FOMCを前にして米上院補選では共和党が議席を失う。米CPIの総合は予想と変わらず、前月から上昇、逆にコアは予想と前回を下回り、米債利回りは低下しドルは全面安。

◎米上院補選ではアジア市場の時間で確定し、共和党が議席を失い共和党の上院での議席数は51議席とかろうじて過半数を維持するにとどまった。米税制改革法案の成立への影響が懸念される。

◎米CPIは、総合は予想と変わらず前月から上昇、コアは予想と前回を下回り、米債利回りは上昇から低下へと変化、10年債は2.377%へ、2年債も1.815%へ低下。ドル売りへと動く。

米CPI前月比=0.4%(想0.4% 前回0.1%)、CPI前年比=2.2%(予想2.2% 前回2.0%)、CPIコア前月比=0.1%(予想0.2% 前回0.2%)、CPIコア前年比=1.7%(1.8% 前回1.8%)

◎英雇用統計は、どこの注目するかによって異なるが、平均賃金は前回より上昇、ILO失業率は前回と変わらず予想より増加、失業者数増減は予想外に増加、前回分も上方修正し失業者数が増加へ。

失業者数増減=前月比5,900人(予想3,200人 前回1,100人→6,500人)、雇用者数変化(3か月/3か月)=-56,000人(予想-40,000人 前回-14,000人)、 ILO失業率(8-10月)=4.3%(予想4.2% 前回4.3%)、含ボーナス・平均賃金(3か月/前年比)=2.5%(予想2.5% 前回2.2→2.3%)、除ボーナス・平均賃金(3か月/前年比)=2.3%(予想2.2% 前回2.2%)

為替市場でドル売りの流れの中で、変動幅が大きかったのは、NZDSUDで0.7%近く上昇、AUDUSDも0.6%と上昇、USDJPYも-0.5%近くと円高が進む。円クロスではAUDJPYをン除き円高傾向が続く。逆にEURUSD+0.1%台、GBPUSD+0.2%台とドル売りは鈍い。

USDJPYは、FOMCを控えて動きは鈍く、アジア市場では米上院で共和党が議席を減らしたことで、米税制改革法案の成立への不安感が広まり、アジア市場では一時ドル売りと動き113.10台の円高を一時示現。欧米市場では大枠113.25~45のレンジから、米CPIのコアが予想外に弱くドルは全面安。USDJPYも113.30台→113円を一時割り込みドル売りが続く。


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欧州株は小幅安、StoxxEUurope600は-0.58(-0.15%)、英FTSEも-2.99%(-0.04%)、独DAXも-14.60(-0.10%)低下。

米債利回りは上昇から米CPIに変化し低下へ、10年債は2.377%へ、2年債も1.815%へ低下。

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