2017/12/30

最新のIMMポジションから、2017年12月30日(土曜)

最新のIMMポジションから、2017年12月30日(土曜)

集計日が12月26日(火曜)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)は、ネットのポジションが-39,043コントラクトと2週続けてショートとなりその金額が拡大傾向にありました。もっとも、為替市場では集計後のクリスマス休暇明け2月27日~29日にかけて通貨ショートの巻き戻しで、米長期金利の低下と共にドル売り続いた要因の一つとも考えられます。

7通貨で、ネットのロングは大きい順にユーロ、カナダドル、ポンド、ネットショートは円、NZドル、スイス、豪ドルとなっています。特徴としては、ユーロの一人勝ちの状況は変わらずロングが拡大し、他の通貨ではスイスを除き総じてマイナス幅が拡大しています。

特にカナダドルはロングを維持していますが、ネットでは28,555コントラクトと大幅な減少となっていました。こちらもその反動に、12月28~29日には長く続いた1.26~1.29のレンジ相場の下限を割り込みカナダドル高が続いています。

【円】-114,373→-116,086(-1,713)
円は、昨年11月29日から57週連続しショートで、NO.1ショートの座を堅持。年末ぎりぎりでもショートの減少は見られず、円売りの動きは変わらず。為替市場のUSDJPYは112~114のレンジを継続中。

【ユーロ】86,224→92,148(5,924)
ユーロは、5月9日から34週連続でロングをで、NO.1ロングの座を堅持。為替市場ではEURUSDは1.2の大台へと上昇するなど、9月4日の週の高値1.2092を目指す動きを継続中。

【ポンド】20,388→12,676(-7,712)
ポンドは、5週連続でロングを維持するも6週間続いた前週比で増加傾向もストップ。積極的なポンド買いを感じることができない数字を継続中。

【カナダドル】45,901→17,346(-28,555)
カナダドルは、7月18日から24週続けてロングを維持するも、前週比の減少幅は-28,555と5月9日に次ぐ大きさで市場のセンチメントが変わりつつある状態。しかし、為替市場では逆にその反動もありUSDCADはレンジの下限1.2600を割り込みカナダドル高へ。

【豪ドル】-12,660→-13,639(-979)
豪ドルは、6月20日~12月12日まではロングを維持しながらも、前週からショートへと変化し今週で2週目を迎えた。しかし、為替市場では逆にその反動もありAUDUSDは0.78台へと上昇し豪ドル高へ。


ご参考までに別表をご覧ください。

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