2017/12/23

2017年12月23日(土曜)昨日22日、海外市場の動き

2017年12月23日(土曜)昨日22日、海外市場の動き

クリスマス直前で、米3連休、欧州4連休前の週末金曜日で、短縮取引が多い中で、材料は多々あるも相場の動きは緩慢。

1.トランプ大統領は期待通り、税制改革法案に署名し、議会が可決した新たなつなぎ予算案も承認。
2.ラホイ・スペイン首相は、前日のカタルーニャ自治州議会選挙の結果は独立賛成派が過半数の支持を受けても国政選挙は実施しない方針へ。
3.英GDP確報値は、前年比は改定値から上方修正するも、家計支出は2012年1QTR来の弱い伸びに動けず。
4.米耐久財受注は、前回が上方修正され、予想外に弱いが相場は動けず。
5.米個人所得は予想と前回を下回る。個人支出は予想と前回を上回るも、PCEデフレーターは予想と変わらず。個人貯蓄率は3.2→2.9%に低下に動きは緩慢。
6.注目のカナダGDPは前月比0.0%(予想0.2%)、前年比3.4%(予想3.5%)と柳の下にドジョウは3匹おらず、利上げ期待も削がれ一時カナダ売りへ、しかし、続かず元の水準へ逆戻り7.米ミシガン大学消費者信頼感指数は予想を下回る
8.米新築住宅販売件数は73.3万件(予想65.5)と予想を大幅に上回り、2007年7月以来10年4か月ぶりの高水準に、直後はドル買いが強まるも続かず。

為替相場の変動は、GBPJPY-0.27%、EURAUD-0.27%、GBPUSD-0.20%と、0.2%を超える変動は主要通貨でこの3通貨ペアに限定されるなど、動きは緩慢。

EURUSDはタルーニャ自治州議会選挙の結果を受けて、1.1870台→1.1810台へ下落した流れを変えられず。クリスマス休暇を前に取引は緩慢で大枠1.1820~60のレンジで推移。

USDCADは、前日の強いCPIと小売にアジア市場の12749を高値に一時1.2700まで下落。迎えたカナダGDPは前月比0.0%、前年比3.4%と予想を下回り、1.2790台へ急伸しするも1.2800をつけっれず。結局は1.2720台と元の水準に逆戻り。

GBPUSDは、英GDPの前年比は改定値から上方修正され一時上昇へ。家計支出は前年比1.0%と弱く昇幅も限定的で、終盤にかけては1.3340台まで一時値を下げるも、大枠1.3360~00のレンジで上下。

米株は低下、ダウは-28.23(-0.11%)、Nasdaq-5.40(-0.08%)、S&P500-1.23(-0.05%)と安値圏から値を戻すも前日比では低下へ。STOXXEurope600も弱く-0.41(-0.10%)。

米債利回りは、クリスマス休暇と短縮取引に変動も少なく、2.487%(+0.002)と小幅上昇、2年債は1.899%(+0.001)と動きは緩慢。独10年債も0.419%(-0.001)とほぼ変わらず、英10年債は1.245(-0.020)と低下。

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USD 11月 個人所得=前月比0.3%(予想0.4% 前回0.4%)、個人支出=前月比0.6%(予想0.5% 前回0.3→0.2%)、個人消費支出・価格指数(PCEデフレーター)=前月比0.2%(予想0.3% 前回0.1%)、前年比1.8%(予想1.8% 前回1.6%)、コアPCE価格指数=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.2%)、前年比1.5%(予想1.5% 前回1.4%)→ 個人支出は予想と前回を上回るも、PCEデフレーターは予想と変わらず。個人貯蓄率は3.2→2.9%に低下。

USD 11月 耐久財受注・速報値=前月比1.3%(予想2.0% 前回-0.8→-0.4%)、除輸送・前月比-0.1%(予想0.5% 前回0.9→1.3%)→ 前回はマイナス幅が縮小するも、予想より弱い

CAD 10月 月次GDP=0.0%(予想0.2% 前回0.2%)、前年比3.4%(予想3.5% 前回3.3%)→ 予想外に弱く、カナダドル売りが強まる。

USD 12月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=95.9(予想97.2 前回96.8)→ 予想を下回る

USD 11月 新築住宅販売件数=前月比17.5%(予想-4.4% 前回6.2→1.7%)、73.3万件(予想65.5万件、前回68.5→62.4万件)→ 前月比が下方修正されるも、予想を大幅に上回り、2007年7月以来10年4か月ぶりの高水準

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