2017/12/09

2017年12月9日(土曜)、昨日8日、海外市場の動き

2017年12月9日(土曜)、昨日8日、海外市場の動き

週末の金曜日、注目の米雇用統計は強弱混在ながら、強い米株と上昇した米10年債利回り。そして、米財政改革法案への期待感が根底にあり、13日のFOMCの利上げを織り込み、来年の利上げ期待を3度に膨らませ、米雇用統計後の上下変動を経てとりあえず前日比ではドル買いで終了。

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◎原油価格(WTI)は小幅上昇、57.36 +0.67(+1.18%)
◎米株は上昇、ダウ+117.8(+0.49%)、欧州株も強く、アジア株や日経平均株価も強く、危惧していた上海総合も5日ぶりに上昇。
◎米債利回りは上昇、10年債は米雇用統計後に2.3599まで低下するも、結局は前日2.3634→2.3760へと上昇。ただし、2年債は1.8024→1.7945%へ低下。長短金利差が縮小へ。独・英債利回りは小幅上昇へ。
◎CRBは5日ぶりに上昇、VIXは4日連続し低下中で9.58まで低下へ。

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為替相場で最も変動したのは、GBPUSDで前日比-0.67%で極端な変動でもない。GBPUSDは、アジア・欧州市場序盤の高値1.3520を高値に、ブレグジット交渉の推移の変化を材料とした上下変動が続きながらも何とか第一ステージの基本合意に達したことで、1.3355台でなんとか下げ止まる。ただし、アイルランド問題では不明確な点が多く存在、次のステップの通商協議と英国が求めている2年間移行期間の問題がどうしても次波乱要因になる可能性も否定できず。

USDJPYは、今週は4日間で円安へと動き、スイスと同様に弱さが目立ち、前日に続き続騰し113円台ミドルで終了。アジア・欧州市場と113.50台を高値に上値の重い展開から、米雇用統計を受けた債券利回りの軟化に113.13まで値を下げるも、米株高+債券利回りの上昇もあり、再び113.59まで上昇。結局は113.45~55の狭いレンジ推移して終了。113.60の変えを超えられない事実はあるも、米雇用統計直後の安値からの戻しと、その後の底堅さは気になる。

EURUSDは、先週金曜日か6日続落、ただし、下げ幅は限定的で非常に緩やかで、米雇用統計後の反発に1.1700台でボトム感がでるのか?EURUSDは、アジア市場の高値 1.1770台から、アジア・欧州市場にかけて1.1730台まで続落し、1.1730~50の狭いレンジの流れがしばらく続いた。米雇用統計後は、1.1730~60台で上下しながら、EURGBPやEURクロスの買い戻しが強まり、ドル売りの流れへと変化し1.1770まで上昇し終了している。

AUDUSDも、今週は4日間で豪ドル安へと動き弱さが目立っている。ただ、二日間連続で0.7500の大台手前で下げ止まり、上海総合やCRBも5日ぶりに上昇に転じたことで、この動きが続くのかを見極める必要があり0.7500は重要なポイント。AUDUSDは基本0.7500~0.7520の狭いレンジから、米雇用統計後のドル売りの流れに一時0.7530台まで上昇するも続かず、結局は0.7500~15の狭いレンジで推移し終了。

USDCADは、4日ぶりに売りへと変化しカナダドル買いとなるが、1.26~1.29のワイドレンジを継承中でこのレンジで取引していればよかったと逆に反省。USDCADは1.2840台~70のレンジで推移し、米雇用統計後のドル売りの流れに一時1.2804まで下落。ただし、米株高+米債利回りの上昇に1.2880まで上昇、終了直前には一時1.2840台まで値を上げるも、来週に向けた投機的な動きなのか要因は不明。


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◎原油価格(WTI)は小幅上昇、57.36 +0.67(+1.18%)
◎米株は上昇、ダウ+117.8(+0.49%)、欧州株も強く、アジア株や日経平均株価も強く、危惧していた上海総合も5日ぶりに上昇。
◎米債利回りは上昇、10年債は米雇用統計後に2.3599まで低下するも、結局は前日2.3634→2.3760へと上昇。ただし、2年債は1.8024→1.7945%へ低下。長短金利差が縮小へ。独・英債利回りは小幅上昇へ。
◎CRBは5日ぶりに上昇、VIXは4日連続し低下中で9.58まで低下へ。

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