2017/12/08

2017年12月8日(金曜)昨日7日、海外市場の動き(午前6時15分ごろ)

2017年12月8日(金曜)昨日7日、海外市場の動き(午前6時15分ごろ)

米税制改革法案の年内成立期待の意識がメイン。他は、ブレグジット交渉も前進が見られ、独連立協議も独社会民主党(SPD)が連立協議入りを決定。そして、米10年債利回りは上昇、米株も上昇。

為替相場は、株高+米10年債利回り上昇+楽観的な米税制改革法案にリスク選好パターンに、USDJPYの上昇幅は+0.70超と大きく、円はクロスでも全面安。特に、GBPJPYは1.3%超の上昇へ。

AUDUSD+NZDUSDは、資源価格の低下が続き下落幅も-0.7%近くと大きく、AUDUSDは早朝の貿易黒字額の減少から早朝の0.7560台→0.7505まで続落傾向が続く。USDCADも予想を上回るIvey購買部協会指数や、住宅建設許可にもかかわらず、CADドル買いは限定的で早朝の1.2780台をボトムに1.2860台と+0.5%近くと弱さが目立っている。

逆にGBPUSDはブレグジット交渉の思惑やウワサに動くことも多く、一時1.3320まで値を下げるも、欧州委員会報道官やアイルランド政府声明による楽観的なブレグジット交渉に1.3480台と+0.6%近く上昇、1.3500の大台は超えられず。結果、ドル高+ポンド高の流れへ。

USDJPYは、アジア市場の112.20をボトム、112.50、112,60、112.70、112.80と各ポイントで売りがみられ一時的に上げ止まりながらも、米株は堅調に推移し、欧州クロージングタイム近くの米国市場で米10年債利回りの上昇もあり、それまでの高値112.80を上回ると一機に113.15近くへと上昇し、113.10台での取引が続いている。

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◎米株はピークから値を下げるも前日比では上昇、ダウ70.57(+0.29%)、NasdaqとS&P500も上昇へ。欧州株もプラス圏を何とか維持し、StoxxEurope600は+0.09(+0.02%)
◎米債利回りは終盤にかけて上昇、10年債利回りは前日2.339→2.356%、2年債は前日とほぼ同水準で1.798→1.794%。
◎原油価格(WTI)は強含みで推移。

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USD 週間新規失業保険申請件数=23.6万件(予想24.0万件 前回23.8万件)

CAD 10月 住宅建設許可=前月比3.5%(予想1.5% 前回3.8%)→ 予想を上回る

CAD 11月 Ivey購買具協会景況感指数=63.0(予想62.7 前回63.8)→ 予想・前回を上回る

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欧州委員会報道官=ユンケル欧州委員長はメイ首相とバラッカー・アイルランド首相と電話で会談をした。

欧州委員会報道官=メイ英首相とユンケル欧州委員長が8日に会談しブレグジット交渉で行き詰まっているアイルランド国境問題を巡り合意する可能性がある。

アイルランド政府声明=新たな提案を見直し、早急に合意に達することを期待していると発表。

ドイツ社会民主党(SPD)=党大会でルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と連立協議入りを決定。→ 来週にメルケル首相と党首会談に臨み、年明けに本格的な連立協議に入ると思われるが、最後に党員投票で賛否を決める方針。

SPDのシュルツ党首=7日の党大会で、自分たちの政策をどう実現するかを重視すべきだと訴えた。党大会では「大連立に参画すれば党の特色が消され、次の選挙で不利になる」などの意見が相次いだが、最終的にはCDU・CSUとの協議に応じるという執行部案を賛成多数で受け入れた。


ラブロフ・ロシア外相=朝鮮が治安面での保証を引き出すため、米国との直接対話を要求している。

インターファクス通信=ラブロフ氏の発言として「北朝鮮が治安の保証を巡り米国と対話したがっていることは周知の事実で、われわれは後押しする用意がある」と報じた。