2017/12/11

2017年12月11日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年12月11日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週明け月曜日は、日経平均株価が+127.65(+0.56%)上昇、中国株も強く上海総合は+32.20(+0.98%)と上昇。欧州株も上昇からスタートし、英FTSE100+45.95(+0.62%)、独DAXも小幅上昇しています。

為替相場は、いつものブルーマンデーに加え、13日のFOMC、14日のBOEとECBの金融政策の発表を前にして動きに難い状態に変わりありません。

政治的には米税制改革法案の期待感は潜在的に強く、21日のカタルーニャ自治州議会選挙の世論調査で、独立市場が過半数を割り込むとの報道も潜在的なEUR買いへと影響していると思われます。

アジア市場では、NZ政府が中銀総裁に、年金基金ファンドの責任者を経歴した、イドリアン・オア氏を指名。このニュースにNZDUSDが0.6850→0.6900台、そして
欧州市場に入り0.6930台まで上昇している起爆剤となったことが目立っています。

USDJPYは、オープン直後からドル買いムードからスタートし、仲値では113.60台まで上昇。ただし、この水準を高値に株高の流れにも円売りは見られず、113.30台まで円高傾向が進んでいますが、全体的な動きは緩慢です。

AUDUSD、EURUSDも取引開始直後から緩やかに上昇しドル売りの流れを維持していますが、動きは同じく緩慢。GBPUSDだけが、欧州市場序盤に1.3430台まで上昇し、1.3360台まで値を下げやや変動幅が大きくなっていますが、ブレグジット交渉を材料とした最近の投機的な動きは、今に始まったことではなくいつも通りの変動に思われてなりません。

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スペインのラ・バングアルディア紙掲載の世論調査=21日の北東部カタルーニャ自治州議会選挙(定数135)で独立賛成派の政党が僅差で過半数を割り込む見通し。

NZ政府=NZ中銀総裁にエイドリアン・オア氏を指名。このニュースにNZDUSDが上昇。年金基金スーパーアニュエーション・ファンドの責任者を経歴。

フィッチ=フィリピンの長期信用格付けを引き上げたことで、ペソが上昇。

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