2017/12/02

最新のIMMポジションから、 2017年12月2日(土曜)

最新のIMMポジションから、 2017年12月2日(土曜)

集計日が11月28日(火曜)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)は、7通貨合計のネットポジションは前週比で+23,948コントラクトとロングが増加しています。

前週比で見ると、10月3日~11月14日まで7週連続してショートが拡大、「通貨安=ドル高」の流れとなっていましたが、直近の2週間は逆に前週比でロングが増加していたことで、ドル高→ドル安への変化を期待したくなる動きとなっていました。

また、7通貨のネットポジションでは、7月11日~11月7日まで18週連続して続いた通貨のロング「通貨高=ドル安」が、11月14日の週にショート(売り)へと転換したことで、ドル高への変化が期待されましたが続かず、逆に弱いながらも再びロング「通貨高=ドル安」へと戻っています。

過去2週間の特徴としては、感謝祭やブラックフライデーと連休ムードが強く全体的に大きな変化は見られませんでした。ユーロのロングは減少気味ながら引き続きNO.1で、カナダドル、豪ドルが続いています。円のショートは相変わらずNO.1ですが、直近の2週間は減少しているのが特徴と言えるでしょう。


【円】-122,602→-110,640(11,962)
円のショートポジション昨年11月29日から53週間続き、8週連続して10万コントラクトの大台を維持し円の先安センチメントは変わっていませんが、直近2週間は減少気味。

【ユーロ】89,681→95,437(-5,756)
ユーロのロングポジションは5月9日から30週間連続中。ネットポジションは安定的に8~9万コントラクトのロングを維持しており、ユーロ先高センチメントは変わらず。

【ポンド】-300→4,573(4,873)
ポンドは、2015年11月10日から今年の9月19日まで98週間の長期にわたり続いたショートポジションが終了してからは、ロングとショートが入れ替わる動きで方向性が定まらず。

【カナダドル】45,125→45,658(533)
カナダドルのロングポジションは7月18日から20週連続し継続中。最近では6週連続し前週比でロングが減少するも、先週は若干のロングへと変化し市場のカナダドルの先高期待は変わらず。

【豪ドル】39,817→38,882(-935)
豪ドルのロングポジション6月20日から24週連続し継続中。最近では9週連続し前週比でロングが減少するも、先週の減少幅はわずかで市場の豪ドル先高期待は変わらず。


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