2017/12/08

2017年12月8日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年12月8日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週末金曜日、市場の目は米雇用統計を注目するも関心度はいつもより低い。ブレグジット交渉で清算金、在英EU市民の権利、アイルランドの国境問題の3分野で合意に達し通商問題へと移行。独連立交渉もSPDはCDU・CSUとの政権協議を13日から始める。

日経平均株価はまたも大幅上昇し+313.05(+1.39%)。欧州株も上昇からスタート。米10年債利回りは2.384%と上昇、2年債も1.819%と上昇へ。独10年債利回り0.316%へ上昇、リスク選好に英10年債も1.319%へ上昇。GBPのオプションのボラティリティもブレグジット交渉の3分野での合意に低下。

USDJPYは、ブレグジットリスク軽減、株価は上昇、米債利回りの上昇と、全てが円売り材料に結びついている。早朝の113.00台を安値に、日本の予想を上回るGDP第2次速報値でも大きな動きは見られず。一時度も113を割ることなく、日経平均株価の上昇、欧州・米国債利回りの上昇に、クロスでも円は全面安で、113.50台まで上昇。

GBPUSDは、ブレグジット交渉で清算金、在英EU市民の権利、アイルランドの国境問題の3分野で合意に達したことで、第一関門を突破。一時1.3520台まで上昇するも、次のステップではメイ首相は2年間の移行期間を設けることを求めており、これが次の焦点になる。売り買いが交錯する流れはいつも通りで、1.3450~1.3520で上下変動し1.3480で推移中。

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メイ英首相=国境問題でDUP、アイルランド首相と合意

メイ英首相=英国のEU離脱交渉で、清算金、在英EU市民の権利、アイルランドの国境問題の3分野で合意に達し、通商問題への離脱交渉の進展が可能。

2019年3月の離脱で全てが決着せず。通商合意をまとめるまで数年かかる可能性があり、企業や個人が新たな現実に適応するにも時間が必要だ。このためメイ首相は2年間の移行期間を設けることを求めており、これが次の焦点になる。

独社会民主党(SPD)幹部=メルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との政権協議を13日から始める。

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