2017/12/03

今週の主な材料(12月4日~12月9日)

今週の主な材料(12月4日~12月9日)

今週のメインイベントは週末金曜日の米雇用統計であることは間違いないのですが、相場変動要因は多種多様で、政治的な動きによる相場変動を強く意識する必要がありそうです。

【主な材料】
◎米上院本会議は週末に税制改革法案を可決。ロシアゲート疑惑で訴追のフリン前大統領補佐官は司法取引で罪を認め捜査協力へ(クシャナー上級顧問やトランプ大統領へ波及するか?)
◎トランプ大統領はティラーソン国務長官の更迭を否定。(問題は変わらず)
◎ブレグジット交渉は精算金で譲歩するもアイルランド国境問題は残り、EU側が設定した4日までに英国側の作業が終わらない可能性も(12月14~15日、EU首脳会議が本命)。
◎メルケル独首相は、社民党党首と会談 大連立政権へ交渉再開が期待される期待感が強まるが、社民党の交渉は12月7~9日の大会後になる可能性も(協議が年を越すことは確実)。

【税制改革法案】
◎上院通過し、上院案と下院案の調整を行い、承認されればトランプ大統領に送付。
◎12月8日=連邦政府の暫定予算の期限が切れる日。(政府機関の閉鎖を回避するため、議会は2018年9月末までの1兆ドル以上の予算案を可決するか、当面のつなぎ予算を承認する必要がある。どちらも承認できなければ、政府機関が一部閉鎖される可能性がある)
◎12月12日=アラバマ州上院議員補選。(共和党候補はセクハラ疑惑が浮上しているロイ・ムーア氏。民主党候補はダグ・ジョーンズ氏。共和党上院トップのマコネル院内総務をはじめとする同党の議員らは、セクハラ疑惑を理由にムーア氏に撤退を求めており、ムーア氏が当選したとしても党内の混乱が予想される。上院の議席数は共和党が民主党をわずかに上回っているが、ジョーンズ氏が勝利すればこの差がさらに縮まる)
◎12月14日=下院の年内最終審議日。
◎12月15日=上院の年内最終審議日。
◎12月22日=クリスマス前の最後の平日。税制改革法案を大統領に送付する期限となる可能性も。

【主な発表・予定】
◎12月5日、豪中銀理事会
◎12月6日、カナダ中銀理事会
◎12月8日、日本GDP
◎12月8日、米雇用統計
◎12月13日、FOMC 
◎12月14日、ECB理事会
◎12月14日、BOE金融政策委員会
◎12月14~15日、EU首脳会議 ブレグジット交渉で注目。
◎12月21日、カタルーニャ州議会選挙


今週の予定の詳細は別表をご覧ください

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