2020/08/14

2020年8月14日(金) 昨日13日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

 2020年8月14日(金) 昨日13日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)


米国は中国企業5社の製品を使っている企業はアメリカ政府との取引を禁止する国防権限法を13日に発動。どうなることやら?


資源価格は再上昇し、米追加経済対策は引き続き難航するも米株の下げは限定的で、米債利回りは上昇。為替相場は通貨により動きは異なり米金利の上昇にも107円台ではJPY売りも続かず。


NZ中銀副総裁のハト派発言を受けたNZDは弱く、強い豪雇用統計にもAUD買いは見られず。英EU通商交渉の光明にもコロナを意識してなのかGBP買いは続かず。取引量が多いのはEURAUDで大枠1.650~1.6550のレンジで推移。


新型コロナ陽性は、米フロリダで拡大、欧州ではフランス、ギリシャ、スペイン、ドイツでも拡大。イギリスでは抗体検査で人口の6%が感染とのこと。


米株は期待の追加経済対策は引き続き難航、ダウは下げ幅を縮めるも−0.29%と小幅下落、S&Pは最高値を更新後から下落へと変化するも終盤にかけ下げ幅を縮め−0.2%安、Nasdaqは上昇傾向を維持し+0.27%上昇。


原油価格は一時42.09まで下落し42.35ドル近くで推移と弱い。底値の買い意欲は強く、金価格は+0.62%、銀は+5.32%上昇。米30年債入札後から利回りは上昇し、10年債は一時0.727%まで上昇し0.717%近くで推移。


欧州でもドイツ10年債が一時−0.4%を割り込み、FTSEが-1.5%下落するなど、債券利回りの上昇と株安へと動いている。


新型コロナ陽性は、米フロリダで拡大、欧州ではフランス、ギリシャ、スペイン、ドイツでも拡大。イギリスでは抗体検査で人口の6%が感染とのこと。


米新規失業保険申請件数は、予想外に改善し3月26日以来、21週ぶりに100万件の大台を下回る。


USDJPYは、106.50台から107.00台のレンジで水準だけを見ると底堅く推移しているが、クロスではEURJPY、GBPJPY、CADJPYで円安、AUDJPY、NZDJPYで円高と2極化しており積極的な円売りは感じられず。発動された米国による中国企業5社の製品を使っている企業はアメリカ政府との取引を禁止する国防権限法の影響が相場に何らかの影響があるのか? 日和見主義ながら106.50-60~107.10-20のレンジにとどまる内は方向感見られず。


EURUSDは、米株とEURUSDの連動性を指摘する声も多い。米株高=EUR高、米株安=EUR安とのことだが、昨日も米国市場ではこの流れが続いていた。フランス、ギリシャ、スペイン、ドイツでのコロナウイルスの再拡大も気になるが、中期的に1.1700~1.1900のレンジで1.1916の高値を再トライできるのか? しばらくはこのレンジで売り買いが交錯しそう。



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21:30 USD 週間新規失業保険申請件数=96.3万件(予想112万件 前回118.6→119.1万件)→ 予想外に改善し3月26日以来、21週ぶりに100万件の大台を下回る。


21:30 USD 7月 輸入物価指数=前月比0.7%(予想0.6% 前回1.4%)、前年比-3.3%(予想-1.7% 前回-3.8%)


3:00 MXN メキシコ中銀 金融政策発表=現行政策金利5.0%を0.5%引き下げ4.5%に決定。予想通り


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USD 米国は中国企業5社の製品を使っている企業はアメリカ政府との取引を禁止米国は国防権限法を13日に発動


USD トランプ米大統領は民主党が追加経済対策案に盛り込んだ米郵政公社支援への反対で強硬姿勢を明確にし、11月の選挙における幅広い郵便投票実施を妨げる動きをエスカレートさせた。投票用紙の郵送は不正増加を招くと、トランプ氏は証拠を示すことなく主張している。新型コロナウイルス感染拡大に対応する追加の経済対策で合意を目指す上で、大統領のスタンスが新たな障害となっている。


USD クドローNEC委員長 米国の借入能力はまだ、限界に近づいていない Tiktokの買い手は中国からの安全を担保する必要 給与税免除期間は自営業者も該当する。さまざまなセクターが大幅な回復を示している。


USD WSJの調査、失業給付の上乗せ措置について、大半のエコノミストは職場復帰意欲を低下させるよりも、経済的プラス効果のほうが大きい


USD トランプ米大統領が、エスパー国防長官を11月の大統領選後に更迭したい意向を非公式に示したと事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。


USD トランプ大統領 11月3日の大統領選で勝利すれば給与税を終了させる


USD ペロシ米下院議長、トランプ政権が求める一段と小規模な対策は受け入れられないとし、務長官からの経済対策協議再開の呼び掛けを拒否。ムニューシン長官は民主党側が交渉に関心を持っていないと反論。


GBP マーチン・アイルランド首相 次の英首相との会談でブレグジット後の着地点に到達できると思う


GBP ジョンソン英首相 関税・割り当てなしの合意がEUにとって最善と確信している。交渉に取り掛かる。


GBP 英国の対EU交渉担当者、デービッド・フロスト氏 英国とEU間の合意は9月に達成可能 →来週にはEUのバルニエ首席交渉官との協議が予定されている。 ツイッターで「言い続けているように、われわれは特別な、または特異な合意を求めているわけではなく、根本的にはEUがカナダなどの友好国と締結したような自由貿易協定(FTA)での合意を望んでいる」と指摘。「法律や裁判、漁業権を巡る英国の主権は当然、議論の対象ではなく、われわれがEU単一市場の統合性を脅かすことを求めていいないように、主権に関するいかなる妥協も受け入れない」と語った。


GBP 英国で新型コロナウイルスの流行状況を調査した研究によると、英国民の6%近くが新型ウイルスに感染していた可能性がある。感染が確認された人数よりも、実際の感染者数は数百万人多いとみられるという


NZD バスカンドNZ中銀副総裁は、国内で再び新型コロナ感染が拡大し、ロックダウンが長期化する場合、NZ中銀は金融刺激策の追加を検討せざるを得なくなると述べ



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