2020/08/06

2020年8月6日(木)16:00時ごろの動き

2020年8月6日(木)16:00時ごろの動き

ポンペオ米国務長官の対中強行姿勢は変わらず(5日)。「ファーウェイ製の携帯電話で米企業のアプリを使用できないようにする」ことや、「テンセントやアリババ・グループ・ホールディング、バイドウのクラウドサービス」の利用をやめるようにも要求。

日経平均株価は-96.70(-0.43%)と下落。上海総合はマイナス幅を縮め前日とほぼ変わらずの水準へ。原油価格(WTI)は42.01~42.45と上下変動しながらも前日比では大きな変化は見られず。米10年債利回りは0.544%(-0.011)と軟化。金・銀価格の上昇は相変わらず止まらず。

為替相場は、ドルに対してネガティブ材料は変わらない中で、アジア市場では大きな変化は見られなかったが、USDJPYは大枠105.40~60のレンジで水準から言えば上値は非常に重く、クロスでもGBPJPYを除くと円高傾向となっている。

GBPUSDは、注目のBOE金融政策委員会は政策金利0.1%と資産買い入れ枠7450億ポンドの据え置を決めた。市場では0.25%の利下げ予想も駆け巡っていたこともあり、1.3120→1.3180まで急伸し、前日の高値1.3160第も上回る。

EURUSDは、BOEのMPCと同時刻に発表となった独製造業受注が前月比27.9%(予想10.1 前回10.4%)と予想外に強い結果となり、1.1880台→1.1910台へと急伸した。ただし、1.19台の売り圧力は強く、EURGBPが0.9050台→0.9020台へ下落したこともあり、1.1870台へ戻しているが、トレンドとしてのEUR上昇は変わらず。

NZDUSDは、0.6658を高値に0.6629まで下落したが、NZ第3四半期インフレ期待が1年1.03%(前回0.74%)、2年1.43%(前回1.24%)と強くでたこともあり上昇。BOEのMPCを受け0.6655まで再上昇するもそれまで。

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12:00 NZD 第3四半期 RNBZインフレ期待=1年 前期比1.03%(予想 前回0.74%)、2年 前期比1.43%(予想 前回1.24%)

15:00 GER 6月 製造業新規受注=前月比27.9%(予想10.1% 前回10.4%)、前年比-11.3%(予想-18.5% 前回-29.3%)→ 予想外に増加へ

15:00 GBP BOE金融政策委員会=9対ゼロで政策金利0.1%、資産買い入れプログラム7450億ポンドの据え置きを決定、予想通り。→ 0.25%の利下げ予想もあったことで直後はGBP買いが強まる。議事録公表、ベイリーBOE総裁会見

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USD 今年11月の米大統領選挙で再選を目指すトランプ氏の陣営が7月に集めた選挙資金は1億6500万ドルとなり、過去最高額に達した。民主党の候補指名を確定させたバイデン前副大統領の陣営による調達額の1億4000万ドルを上回った。両陣営がそれぞれ声明で明らかにした。

USD ポンぺオ米国務長官は5日、また、ファーウェイ製の携帯電話で米企業のアプリを使用できないようにすることも要求。さらに、慎重な扱いを要する米国のデータでテンセントやアリババ・グループ・ホールディング、百度(バイドゥ)のクラウドサービスの利用をやめるよう求めた。

USD ポンぺオ米国務長官は5日、アプリ配信サービスを手掛ける米企業に対し、中国製アプリを締め出すよう求めた。米国のスマートフォンやコンピューターから中国の技術を追い出す取り組みは、短編動画投稿アプリ「TikTok」の強制的売却か閉鎖かにとどまらないことを示す動きだ

GBP MPCは満場一致で政策金利を0.1%に維持することで決定。資産買い入れも7450億ポンドで据え置くことを決定。最近の動向は、当初の予想よりそれほど弱いものではないことを示唆。英国および世界経済の見通しは非常に不確実なまま。経済に対するCovid-19の直接的な影響は、予測期間中に徐々に消滅すると想定。パンデミックの進展に関する固有の不確実性を考えると、MPCの中期予測は、通常より不確実性が高い

GBP MPCは、英国のGDPは、2020年の第2四半期に2019年の第4四半期よりも20%以上低いと予想されています。しかし、より高い頻度の指標は、支出が4月の活動の谷から大幅に回復したことを意味します。支払いデータは、7月の家計消費が年初の水準を10%未満下回っていたことを示唆、住宅市場の活動は、一部の世帯の信用供給が厳しくなっている兆候にもかかわらず、通常のレベルに戻っている。第2四半期には事業投資が著しく減少し、投資意欲は依然として非常に弱いことが示唆。

GBP MPCは、短期的には、失業率は大幅に上昇し、年末までに約7½%に達すると予測。MPCの中心的な予測は、予備容量のマージンが来年末まで残る可能性が高いことを示唆しています。GDPの見通しに対するリスクはマイナス方向に歪んでいると判断される。
GBP BOEインフレ見通し=2020年は0.25%、2021年は1.75%、GDP見通し=2020年-14.0(5月時点)→-9.5%、2021年+9%、2022年には+3.5%。
GBP BOEインフレが持続的に目標水準へと向かうまでは引き締めはせず。CPIが2%の目標に戻るには2年間かかるだろう。失業率は2020年末までに約7.5%に上昇する見込み

AUD モリソン豪首相 失業率はピークで10%(今までは9.25%)近くに達するかもしれない ビクトリア州での規制が、7-9月期GDPから70億から90億豪ドル削減されると見通す

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