2020/08/26

2020年8月26日(水)15:45時ごろの動き

 2020年8月26日(水)15:45時ごろの動き


経済指標と発言が極めて乏しい本日。安倍首相の健康リスク、パウエル発言リスクを含みながら、月末要因(含むポジション調整)が気になる。


日経平均株価は水面から出られず−5.91(-0.03%)と若干の下落。一方、上海総合は下げ幅を広げ−1.35%近くまで下落している。金・銀価格は上昇幅を縮めながらも何とか前日比でプラス圏を維持するも力足らず。原油価格は43.24ドルとお幅低下。米債利回りは上昇し10年債は0.71%(+0.022)と0.7%の大台乗せへ。


為替相場は、ドル安値圏にとどまるもさらなるドル売りは消極的で、相場変動リスクが高い米国の金融政策のかじ取りを注目。パウエルFRB議長はジャクソンホール・シンポジウで金融政策の枠組み見直しについて講演するが、どのような発言が飛び出すのか? それとも期待外れなのか? その結論がでるまではどうしても積極的に動き難い。


また、円は安倍首相の健康問題=政局への不安がどうしてもリスクとして残り、為替相場や株式相場にとって潜在的なリスク要因になりえる。(何かあれば円安へと動き、その後円高へ戻るのでは?との意見が多いが)


USDJPYは、午前9時に昨日のNY市場の高値に並ぶ106.50台まで上昇するも失敗。再び元の106.30台へ逆戻り。他の主要通貨は動きが見られず、円独自の要因で取引が活発に行われる時間だけに大口のドル買い需要があったと思われるも、再び106.50台超の売り圧力を再確認。アベリスクを考えれば積極的な円買いも難しく、円ロングの巻き戻しが継続するリスクが残るが、106.50台を超えられなければ話は別。


強さが目立っていたGBPUSDやAUDUSDも今のところ動きは乏しく再上昇の動きも見られず。EURUSDはロングポジションが大きく積みあがっていた反動に上値は重く1.1850超を超えられず、クロスではEUR売りが優勢となっているが、中期的に1.1700がボトムとの考えは変わらず。


米国市場では、米耐久財受注と、ホールデンBOE理事・チーフエコノミスト発言を注目。それと、カナダ中銀は今日26日に、2021年に予定される金融政策枠組みの見直しに関するワークショップを開く予定で、こちらもCADドルにとって重要。


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