2020/08/25

2020年8月25日(火)昨日24日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

 2020年8月25日(火)昨日24日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

27日のパウエルFRB議長の講演(ジャクソンホール・シンポジウム)まで動けず!? 市場はコロナ治療法やワクチン期待に反応も。米国市場は株高+金・銀価格低下+米債利回り小幅上昇+ドルの買い戻しへ。

ダウは終盤に盛り返し+1.35%上昇、米10年債利回りは0.655%(+0.019)とこれも終盤にかけ盛り返す。ブルームバーグ・コモディティインデックスは71.65(+0.27)でコーン+1.47%(中国輸入拡大の報道?)に小幅上昇するも、金−0.73%、銀−0.85%と共に終盤にかけ下げ幅を拡大。

肝心の為替相場は、米国市場に入りドル売りからドル買いへと変化し、その流れは終盤にかけても続き、結局ドルは小幅高で推移。ドルインデックスは93.32(+0.08)と終盤にかけプラス圏へ上昇。

EURUSDは再び1.1800の大台を割り込み短期的にダウントレンドとなっているが、1.1700の重要なポイントで下げ止まり、反発を期待したい。

USDJPYは、またしても105円の壁のブレークは夢のまた夢? 結果として引き続き105~106.50のレンジ。安倍首相の健康問題はリスクとして残るも、クロスでは強弱混在で引き続き方向性は定まらず。このレンジを抜け出すのは一体いつになるのだろうか? コメントは円高期待が目立つも円ロングポジションはそれほど積みあがらず。

11月3日の米大統領選まであと少し。民主党のバイデン氏に続き、共和党もトランプ氏を大統領候補に指名しどちらが勝利するのか予測できず。

米FDAはCOVID-12の患者へ、トランプ氏が効果を強調している、コロナ血漿療法による治療を緊急承認、一部には治療法として期待する動きもあり米株は強いが効果は?また、英アストラゼネカとオックスフォード大学が開発しているワクチンが米大統領選前に実用化される可能性をトランプ氏は示唆.

目先は27日のパウエルFRB議長のジャクソンホール・シンポジウムでの「金融政策フレームワークの見直し」について講演する。9月16日のFOMCで発表する可能性がある変更について、明確なガイダンスを示す可能性があり、その内容によっては相場変動が期待でき、基本は大きな材料がでるまでは様子見相場の継続。

それと、どうも気になってしまうのは、安倍首相の健康問題で、突然に辞任も過去に実績があることだし、首相在任期間も今回のステージでも過去最長を記録したこともあり、ひょっとしたら? との勘繰りも。ただし、強い後継者が不在で、野党も頼りない状況では、円相場にとってはネガティブ材料だが、仮に大幅な株安にでもなれば円高? どうもそれも・・・・・。

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USD トランプ政権が、英アストラゼネカとオックスフォード大学が開発しているワクチン候補について、米国内で大統領選前に実用化されるよう、通常の規制基準を迂回することを検討

USD 米共和、トランプ氏を大統領候補に正式指名 全国党大会が開幕

USD トランプ米大統領は23日、コロナ血漿療法の効果強調(新型コロナウイルス感染症から回復した人の血漿(けっしょう)を使う治療法)-緊急使用許可で利用拡大へ。大統領の会見に先立ち、FDAが緊急使用許可の付与を確認。FDA承認に通常必要となる完全な臨床試験はまだ実施されていない

EUR スペイン、コロナ感染40.5万人突破 過去1週間で2万人増。フランスで確認された新型コロナウイルス感染者は前日から1955人増え、累計24万4854人となった。死者は15人増の3万0528人と、世界で7番目に多い。

JPY 投資会社のブラックストーンが小幅高。武田薬品の大衆薬部門である武田コンシューマーヘルスケア を約2400億円で買収すると発表した。

JPY 安倍晋三首相が24日、東京・信濃町の慶応大病院を2週連続で訪問した。17日にも同病院で日帰り検診を受けており、首相は再検査を行ったと説明した。

CNY 中国、農産品の輸入拡大-米国産トウモロコシは過去最大の買い付け 中国が7月に購入した米国産トウモロコシは過去最大。数カ月以内に中国の港湾に到着する見込みだ。中国は第1段階の貿易合意に基づき、2020年に365億ドル(約3兆8600億円)規模の米国産農産物を購入する目標だが、米農務省によると1-6月(上期)の出荷はその20%にすぎなかった。

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