2015/10/19

10月19日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

10月19日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週明け月曜日の為替市場は、株価に連動しながら上下変化。 今日のメインイベントの中国第3四半期GDPは前年比6.9%と前回7.0%からは低下するも、予想6.8%を上回り、中国経済への過度の警戒感は弱まる。他には特に材料は見当たらず。

一番反応したのはAUDUSDで、0.7230台→0.7290台へと上昇、欧州市場に入り0.73台を試す勢いへ。

USDJPYは、先週末の米国市場の高値119.60円台を意識しながらも、119.10台から119.60の動きで、先週末のNY市場のレンジを抜け出せずにいる。

EURUSDは先週金曜日の海外指標の流れを継続。アジア市場の動きから判断することは難しいが、1.1370台の上値は重く下値リスクが強いように思われ、1.1300~50の水準を割り込めるか、注目したい。

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その他の中国発の経済指標は強弱混在していた。小売売上高は前年比10.9%と予想を若干上回り、鉱工業生産の前年比は5.7%と予想・前回を下回り、固定資産投資(都市部)年初来前年比6.9%と前回7.0%を下回るも予想6.8%を上回る。

日経平均株価は、今月10日の日銀による追加緩和の期待感が残る中で、先週末の麻生財務相(16日)の話がやや気になっている。
『景気対策としての追加緩和について、たぶん日銀も、今すぐさらに金融緩和というのではない。今、カネは余っているのであって、むしろ需要が足りない』と発言していた。

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