2015/10/28

2015年10月28日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

FOMCはイエレンFRB議長の記者会見もなく、ハト派・タカ派の意見が混在、利上げの可能性は低く、声明の結果でどちらへ動くは予想できず。

o欧米市場はEURのショートカバーにEURUSDは上昇、WTIは強くUSDCADは下落、他の主要通貨は、横ばいからドル買いの流れが続く。

EURUSDは、スウェーデン中銀のQE拡大によるEURSEKの売りが強く、EURUSDをサポート。エストニア中銀総裁、ラトビア中銀総裁と、ECBによる年内のQE拡大の必要性を否定し、1.1060を超えてからは、FOMC前のショートカバーが強まり1.1080台へ。

USDJPYは、30日の日銀の金融政策決定会合の追加緩和の有無の思惑が強く残るなか、目先はFOMCの結果を見守る動きに120.30~45円の狭いレンジ動けず。ただし、EURJPY以外の円クロスでは、円高傾向が続く。

AUDUSDは、アジア市場の弱い豪CPIで急落、0.7110台をボトムに下げ止まるも、戻りも鈍く、コモディティ関連通貨はのNZDUSD+GBPUSDは続落し、ドル買いが続く。


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ハンソン・エストニア中銀総裁=12月のECB理事会で追加緩和を決める理由は全くない。

リムシェービッチ・ラトビア中銀総裁=ECBのQE拡大は年内に急ぐ必要はない。

プラートECB専務理事=ツールボックスを再検討する、経済局には、タブーなしに作業を進めるよう指示。

スウェーデン中銀=政策金利を-0.35%で据え置き、QEプログラムの規模を650億クローナ拡大へ。ECBの追加緩和を前に先手を講じる。→ EURSEK急落へ。

トルコ中銀=年内のインフレ予想を上方修正し、バシュチュ・トルコ中銀総裁は、FRBのい利上げ後に、追従利上げの可能性を示唆。四半期インフレ報告で2015年末時点のインフレ率の見通し(中央値)を前回報告の6.9%→7.9%へ引き上げた。

ノルウェー政府系ファンド=7-9月の運用成績は、株式投資のマイナスが響き4年ぶりのマイナスへ。